リノベーション
2019年12月14日配信
インテリックス 地域をリノベするホテル「LANDABOUT」鶯谷に登場
中古マンションの再生流通事業等を手がける(株)インテリックス(山本卓也社長)は、台東区根岸にホテル「LANDABOUT(ランダバウト)」を建設、谷根千エリアを中心にまちづくりを進める(株)HAGI STUDIO (宮崎晃吉代表)をパートナーに、JR鶯谷駅界隈の新たなランドマークとなるべく、このほど、来年1月中旬の開業に向けて宿泊予約を開始した。
「LANDABOUT」は、地域系金融機関の移転に伴い売却された用地建物を同社が取得し、鉄骨造陸屋根15階建て、客室数169室のホテルとして新築したもの(延床面積3497.51平米)。
外観
受付カウンター
鶯谷駅周辺といえば、レジャーホテルが密集し、開発から立ち遅れた印象がある一方、昨今では上野公園、浅草、谷根千エリアに囲まれる立地条件の良さや、江戸・東京の古き良き風情と現代の新しさを兼ね備える街としても注目されており、両社では、今回の「LANDABOUT」を単なるホテルプロジェクトとしてだけでなく、国内外から多様な人々に東京の拠点として利用もらうことで、「まちの見方を変える『エリアリノベーション』の旗印」となることを目指すとしている。
なお、客室はシングルからグループ・ファミリー向けまで多彩な客室を用意。多くの部屋が、靴を脱いで寛げる、マットレス仕様の小上がりタイプに。11~15階のテラス付きルームからは、東京スカイツリーを望むこともできる。
また、共用施設では、1階のカフェ・ダイニングバー「LANDABOUT Table」を地域に開放し、ホテルで使用している野菜など食材のマルシェや、映画上映会、コンサート、スポーツのパブリックビューイングなど、様々なイベントを企画することで、単なる飲食店にとどまらない魅力を地域に発信していく。
「LANDABOUT」の運営は、インテリックスとの協業案件で、1987年建設の共同住宅を福岡屈指のホテルとして再生した「モンタン博多」を手がけた(株)ベステイトが担当。同社によると、「LANDABOUT」では、コミュニティマネージャーを常設する。これは、地域の様々な情報を収集し、宿泊客の旅のプランニングに一役買ったり、あるいはガイドとして一緒に出歩いたり、SNSに情報をアップしたりと、地域と世界をつなぐ仕事で、ゆくゆくは近隣住民等にやってもらうことも考えているという。
デラックスツイン
1F飲食店スペース
「LANDABOUT」ホームページ
https://landabout.com/
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