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　(一社)リノベーション住宅推進協議会（内山博文会長）では、2010年より全国で「リノベーションEXPO JAPAN」を開催しているが、第6回目となる今年は「リノベーションな人、増えてます。－住まいの新スタンダード、リノベーション徹底研究―」をテーマに、全国７エリア13カ所でリレー開催する。

　この「リノベーションEXPO JAPAN 2015」は、2012年の「中古住宅リフォームトータルプラン」（国土交通省）を皮切りに、ストック型の住宅市場への転換を実現するため、多くの住宅政策が検討され、実施されて来ている中、消費者の「リノベーション」への関心も一層高まりつつあるが、「中古購入」や「リノベーション」を実践するには、まだまだ的確な情報が不足しているのが現状であることから、「リノベーションに興味があるが自分に何があうのか分からない」「何から始めていいのかわからない」「一度見てみたい」といった声に応えて開催されているもの。期間中には、リノベーションに興味がある一般消費者に向けた「リノベーション学校」をはじめとするセミナーやオープンルーム、ワークショップ、トークショー、パネル展示等、楽しみながら学べる様々なコンテンツが各地で企画されている。エリア別の開催日程は下記の通り。なお、各会場の詳細コンテンツは順次HPで公開される。

■エリア開催地開催日
【首都圏】横浜10/31（土）・11/1（日）／東京11/3（火・祝）.11/8（日）
【北海道】札幌・北見9/26（土）・27（日）
【東北】仙台10/2（金）.4（日）
【東海】名古屋10/10（土）・11（日）
【関西】大阪10/10（土）.12（月・祝）
【中国】広島9/19（土）―既に開催―／岡山10/24（土）
【四国】高松10/31（土）・11/1（日）
【九州】熊本10/24（土）・25（日）／北九州10/24（土）・25（日）／福岡10/24（土）・25（日）

　また、同協議会では、「リノベーションEXPO JAPAN 2015」の一環として、「第5回リノベーションアイデアコンペ」「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2015」を開催する。
　「第5回リノベーションアイデアコンペ」は、街を形成する小さな単位でありながら、可能性を大いに秘めた「ローカル」が対象である。歩いて回れる範囲、スモールエリアにおける、身の丈サイズの小さな「地方創生」をクローズアップし、空き家が目立つ「住宅街」やシャッター通りと化した「商店街」にもまだ発見されていない、磨けば光る宝物が眠っているのではないかとの視点から、知られざる地域資源を発掘し、魅力を高め伝播させていくリノベーションの発想を持つアイデア117作品から、一次審査を通過した優れたアイデアに、東京R不動産代表ディレクターの吉里裕也氏を審査委員長に迎え、『まちづくりデッドライン』など書籍多数の木下斉氏（エリア・イノベーション・アライアンス代表理事）、『週末は田舎暮らし』の著者、馬場未織氏（南房総リパブリック代表理事）など、多様なバックグラウンドをもつ審査委員たちが、突っ込みをいれながらグランプリを選ぶ。なお、応募作品は、全国の個人・グループ、年齢も職種・職歴も様々な層から、建築的なアイデアはもちろん、ビジネスモデルや制度、サービス、まちづくり手法、メディアなど、バラエティに富んだものが揃っている。なお、一次審査通過作品は、9月、11月に全国各地で順次開催の｢リノベーションEXPO JAPAN 2015｣で展示された後、10月31日（土）、横浜市みなとみらいのBUKATSUDOで開催される公開プレゼンテーションを経て、審査委員による最終審査によってグランプリを決定する。

　他方、会員企業のエントリー作品から、SNSユーザーの投票と、住宅媒体編集者7名らによる審査によって、2015年を代表するリノベーション事例を選ぶ、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2015」は、リノベーションの楽しさ・魅力・可能性にフォーカスしつつ、消費者に関心の高い施工費別（500万円未満、800万円未満、800万円以上、無差別級）の優秀作品と、グランプリ作品等を選出するもの。既にノミネート作品へのSNSでの投票が開始されており、今後は10月31日（土）～11月8日（日）に開催される「リノベーションEXPO JAPAN 2015」の首都圏（東京・横浜）会場にて展示された後、11月8日の最終審査会（polygon青山：港区北青山3-5-14 青山鈴木硝子ビルB1）において、業界新聞や雑誌など住宅系メディアの編集長からなる選考委員が審査を行い、各賞が決定される。