特集
2007年11月19日配信
2007年11月19日配信 | ||||
WTP特集 JAPANTEX2007出展 専門店のあるべき姿とは |
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――(社)日本インテリアファブリックス協会 | ||||
(社)日本インテリアファブリックス協会需要開拓委員会が推進するウィンドートリートメント業界活性化プロジェクト(略称・WTP)は、今年もジャパンテックスに出展する。 ブースでは、これまでの活動内容をパネルで紹介するとともに、専門店マニュアルの公開や「循環型インテリア専門店ビジネスの構築」(講師・本田榮二氏)と題したミニセミナーを連日開催する。
一昨年には専門店の業務内容や接客、販促・サービスなどを分かりやすくまとめた専門店マニュアルを完成させ、昨年はその有効活用を模索しつつ、このマニュアルに基づいたセミナーをジャパンテックス会期中に開催した。約170名を集めるなど盛況であったことは記憶に新しい。 そして今年は、いよいよWTP本格始動の第一歩として、専門店マニュアルを活用し、さらに現状の経営環境において重要度の高い項目を掘り下げる形でより内容を精査した専門店研修会を企画し開催にこぎつけた。 今のところ研修会は、東京近郊の専門店を対象としているが、来期からは日装連とも連携し全国規模で展開していく予定だ。 WTPの活動について WTP代表 水越勝也氏 ■WTP発足の経緯 インテリア業界の市場環境は、主に新築住宅着工件数の伸びに支えられていたといっても過言ではありません。しかし少子化による新築着工件数の減少が予見され、将来的には100戸を割り込むと考えられています。 一方販路の方でも大きな変化が起きてきました。新業態店、外資系販売店の参入、GMS、HCといった大型店、ネット通販といった新しい販路が台頭し、生活者にとっては買い場の選択肢が増え、便利になったように思えます。その結果弊害も明らかになりました。つまりこうした状況は過剰な価格競争を生み、住環境の向上、すなわち楽しい暮らし、快適な生活といったインテリア本来の良さが失われてしまい、業界の信頼を損なうことにつながると危惧しました。 こうした危機感から、問題意識を持った業界の有志が集まり、業界の活性化のためには「今何をすべきか」という議論を戦わせました。生活者の方々にインテリア本来の良さをお伝え出来るのは、生活者と一番接点にある専門小売店であり専門工事店であります。その専門店の専門性を高め、生活者の信頼を得ることがWTPの原点であると考えました。 ■業界の課題とWTP 確かに現在直面している業界の課題は、新築需要の減少、競合激化による価格競争であり、これらを打開する方策は新築需要100万戸から4000万世帯といわれているストック市場に目を向け、掛け替え需要の掘り起こしをすることが第一義と考えました。掛け替え需要=顧客の掘り起こし=地域密着、すなわちこれらを実現する担い手が専門店であると考えました。 私達は価格競争だけに捉われない、良質な商品の提供、生活者視点に立った新しいサービスの提供、そして生活者に信頼される専門店像を7年にわたって探ってきました。 その活動を着実に進めるために「専門店マニュアル」を制作、さらにこのマニュアルを基にした研修会を実施しました。 ■共に勉強を これからは専門店の皆様と地道に研鑽していくことが、最終的に業界の活性化につながるものという強い思いのもと活動を続けていきたいと思います。どうか私達と一緒に勉強をしていきましょう。 BIG TOMORROW WITH WTP |
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