特集

2007年11月19日配信

2007年11月19日配信
共同企画「HOTPOiNT」に注目  今年は動員計画の新たなスタートに
JAPANTEX2007実行委員長 林俊氏
――(社)日本インテリアファブリックス協会
――テーマは昨年と同じ「ネクストデザイン インテリアスタイル」ですが、今年はどのような展示会になるでしょうか。

ジャパンテックスは2003年に会期を移動し生まれ変わってから、2005年までプロデューサーを立て企画・運営してきました。その3年間が終わった昨年、新しいステージに入り自分達の手で運営するという形になりました。今年はその2年目となります。
テーマは引き続き「ネクストデザイン インテリアスタイル」ですが、あえて変更しなかった理由は、前の3年間は1つの方向性を持って進みましたが、そこからまた毎年テーマを変えていくとなると、何を目指しているのか分からなくなります。テーマは基本となる軸として置いておこうということです。
このテーマはジャパンテックスの将来を見据えたものと位置づけていますので、今後も一貫させて、その時々の解釈を加えながら進めていくつもりです。
企画も継続するもの、あるいは変えていくものを一つずつ検討してきました。ブースコンテスト、公募企画、インテリアセミナーなどは継続しつつも細部に工夫を凝らしています。これに加えて、新企画として「新日本様式」、「ホームシアターインテリア」など時流を捉えて提案します。

――今年は「インテリアフェスティバル」と同時開催になります。

以前からの国際家具見本市、そして去年からはIPECと同時開催イベントを増やしてきました。やはりジャパンテックス単独では動員も限界がありますし、インテリアをトータルで考えるとファブリックだけでは物足りません。かといって我々だけで照明や建具などは取り込めません。自分達の分野と違うところと一緒になって本当の意味でのインテリアにしていこうということです。
だだし、インテリアフェスティバルとの同時開催効果というのは、今回は表面には出難いかもしれません。インテリア産業協会が主催者になったという点は非常に大きな変化ですが、時間的な制約もあり共同で何かを企画するというところまでは進みませんでした。
それでもすでに来年に向けての打ち合わせがスタートしていますから、来年以降は目に見える変化を感じていただけると思います。
その意味では、IPECとの同時開催は2年目を迎え、共同企画の提案など非常に融合が進みました。
昨年のアトリウム企画「HOTPOiNT」も共同企画とはいえ、ブース内はジャパンテックス側とIPEC側にすみ分けされていました。今年は企画委員会も合同で行いましたし、15回ほど会議をしてかなりまとまりのある企画になりました。この「HOTPOiNT」が一番の見どころになります。
またステレオサウンドのプロディースで昨年大好評だった「ホームシアターインテリア」も、今年は当方とのすり合わせも行い、来場者にホームシアターとインテリアのコラボレーションの楽しさがより伝わるように提案します。

――動員目標は3万5000名ですが、手応えはいかがでしょうか。

しばしば「ジャパンテックスは業界向けかユーザー向けか」という議論がありました。これはやはり両方ということになるのですが、特に今年は後半の2日間が休日になるという前提を考えなくてはなりません。
今までの経験では、休日の動員は非常に難しい。それが2日連続で、しかも世間が3連休の最中という条件が重なっています。これでは従来のやり方では動員は図れません。否が応でもユーザー向けの動員を中心に考えなければなりません。
その意味では、今年は動員計画の新たなスタートの年と言えるかもしれません。最終的にはエンドユーザーを動員しインテリアの底辺を広げるのがジャパンテックスの目的なのですから、その第一歩を踏み出したということでしょう。
ちなみに、今年はユーザー動員に注力しましたので、お子様やご年配の方も多数来場されることを想定し休憩所を例年よりも多く設けました。ハムやチーズの美味しいカフェも用意しています。

――具体的な動員計画をお教え下さい。

とにかく動員には力を入れています。もちろん今までも注力してきましたが、意識としてここまで強く考えたことがないほど、統一した意思の下で計画してきました。企画を進める上でも、常に動員を念頭に置いて考えました。
「ファミリー向け特別企画」の充実もその一つで、ユーザーに興味を持っていただける企画であることはもちろんですが、例えばキルトについては、キルト専門の展示会があるほど人気があります。今回はキルト界で有名な先生にもご協力いただき、体験教室の指導から動員活動までをお願いしています。
また、ステレオサウンドさんにも雑誌でジャパンテックスの特集をお願いしたり、「新日本様式」協議会さんも独自に動員していただき、かなり良い反響を得ているという話を伺っています。
このようにジャパンテックスに参加する方々に広く協力をお願いすることで、今まで呼び込めなかった、我々とは少し違う層の方々を動員しようという考えです。
もう一つ、新しい試みが他のイベントとのコラボレーションです。
11月3日~16日まで開催される「TOKYO URBAN LIFE2007」と連携し、お互いのイベントを宣伝し合おうというもので、両方のイベントに来場したユーザーに特典を出すという方法です。
これに限らずイベント同士のコラボレーションというのは、今後のポイントになると思っています。インテリア関連の各イベント関係者の話を聞いても、いずれ一緒に開催したいという考えは皆持っています。今回のコラボレーションは、大連合に向けた第一歩になるのかもしれません。

――最後に読者に一言お願いします。

一味違った企画を多数用意していますので、次世代のインテリアスタイルを感じていただけると確信しています。是非会場に足を運んでいただきたいと思います。

――ありがとうございました。
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