本紙紙面
補助率50%、最大補助額200万円
インテリア製品のセット販売を
その「先進的窓リノベ2024事業」の対象となる工事は、「ガラス交換」、「内窓設置」、「外窓交換」という3つの「窓リフォーム」に加えて、今年から「玄関ドア交換」も対象に加えられた(窓工事と同時施工の場合)。
補助率は約50%、1戸あたりの最大補助金200万円。補助額については、工事内容、使用した製品の断熱性能、サイズなどによって異なるが、仮に内窓設置に20万円かかったとするとおよそ10万円が補助金として戻ってくることになるわけだ。
インテリア専門店にとっては、この10万円をカーテンやブラインド他のインテリア製品を購入してもらうための原資にしてもらえれば、大きなメリットになる。また、そうした提案をしてこそインテリア専門店が「先進的窓リノベ2024事業」を提案する意義でもある。
補助金消化はスローペース
インテリア専門店にはチャンス
さて、昨年スタートした「先進的窓リノベ事業」であるが、昨年の爆発的な需要増、補助金消化ペースと比較して、今年はとてもゆっくりと進行しているのが特徴だ。
7月15日現在で予算消化率は18%。「先進的窓リノベ2024事業」の予算額は1350億円。まだ1080億円もの予算が残っている。
こうした状況は、実はこれから「窓リフォーム」をはじめるインテリア専門店にとって大きなチャンスといえる。昨年はあまりに消化スピードが早く、また窓メーカー各社も供給量がキャパオーバーし納期に時間を要するなど、不慣れな状態でスタートするにはリスクが大きかった。
その点、今年は時間を掛けて準備することができる。またスローペースのため需要が一巡したのではないかという捉え方もあるが、インテリア専門店の場合、過去にカーテン等を販売したOB顧客をターゲットにすればまだまだ掘り起こす余地は膨大にあるはずだ。
今このタイミングで、「窓リフォーム」への取り組みにチャレンジしてはどうだろうか。
なお「先進的窓リノベ2024事業」に取り組むには、事業者登録が必要となる。まずは専用ホームページより事業者登録をされたい。
「先進的窓リノベ2024事業」ホームページ
https://window-renovation2024.env.go.jp/
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