本紙紙面
【オフィス最前線】サンゲツ
サンカクヒロバ
アイデアボックス
オフィス中央の植栽エリア
さて、このワークエリアのレイアウト上の特徴が、通路が斜めになっている点だ。通路が各所でクロスしているため、偶発的に社員同士が出会い自然とコミュニケーションが生まれるようになっている。
こうした斜め通路の中にあるのが三角形のスペース「サンカクヒロバ」である。多くの人が「参画」するミーティングに適したスペースで、大画面モニターも設置し複数人でのオンラインミーティングにも対応する。さらに「サンカクヒロバ」近くには、壁面がホワイトボード仕上げとなっているスペース「アイデアボックス」を設置、思いついたアイデアやデザインがすぐに描けるようにしている。
そしてオフィスの中央部には、使用済みカーテン生地をリサイクルした土「TUTTI®※」を使用した植栽エリアを設置、このエリアに資料やプリンター類を集中し、ここでも偶発的なコミュニケーションを誘う。
ワークエリアの一番奥側には、クリエイティブの中枢である商品開発エリアを設置、可動性の高い家具や什器を取り入れ、空間をフレキシブルに使いながら発想力を高める。
(左)商品開発エリア (右)階段スペース
13階フロア
また12階フロアと13階フロアは、オフィス内に設けられた内階段でつながっている。階段スペースには、「PARCs」の由来である「C」を頭文字にしたさまざまな単語が描かれている。
その階段を上がった13階フロアは、中央に人工の小川と植栽によるハイカウンターが置かれたリラックスできる空間となっている。
以上のように、「PARCs」は光とグリーンをふんだんに取り入れ、社員同士のコミュニケーションを促しつつ、クリエイティブなアイデアやデザインの発想力を高める「価値創造拠点」となっている。今後「PARCs」から何が生み出されるのか注目だ。
役員室エリア。歴代のサンゲツ見本帳などが展示されている。
サンゲツのホームページ
https://www.sangetsu.co.jp
インテリアビジネスニュース購読案内
インテリアビジネスニュースは、インテリア専門店動向をはじめとするインテリアビジネスの最前線情報から消費者動向に至るまで、幅広く、深くインテリアビジネスに関する情報を発信しています。
より詳しくインテリア業界を知るための必携の専門新聞です。
IBNewsグループサイト
- インテリアビジネスニュース
- 月2回発行
インテリア業界専門新聞
- カーテン買うならこのお店
- カーテンショップ選びの
総合情報サイト
- カーテントレンドニュース
-
カーテン業界の
トレンド情報等を発信中!