本紙紙面
2023年10月26日配信
【プロダクトナウ】壁紙見本帳「パインブル2023-2026」トキワ産業
「豊かな発想で、豊かな暮らしに。ずっとこれからも。」
コンセプトにあらゆる壁紙を網羅
上野リチのデザインを再現した「L. Rix Fantasy
「L.Rix Fantasy」「そらまめ」
トキワ産業(株)（竹内晴彦社長）では、総合壁紙見本帳「PINEBULL（パインブル）2023-2026」を、10月12日（木）に新発売した。
3年ぶりの新作となった「パインブル」は、「豊かな発想で、豊かな暮らしに。ずっとこれからも。」というコンセプトのもとに、同社の企画・開発力を結集した基幹見本帳となっている。
そのコンセプトを色濃く表現するのが巻頭から続く特集ページで、今作では前作からの「友安製作所」、「ファブリーズ壁紙」に加えて、ウィーン出身のデザイナー・上野リチの作品を壁紙で再現した「L. Rix Fantasy」、フラワー業界最大手の日比谷花壇とコラボレーションした「日比谷花壇」、DICグラフィックス監修の「DICカラーストーリー」の3シリーズが加わり、計5シリーズを展開する。
その中でも新「パインブル」の目玉となるのが「L. Rix Fantasy」だ。
「そらまめ」ガラスビーズ
上野リチは約100年前に活躍したデザイナー。ウィーン分離派のヨーゼフ・ホフマンが主宰する「ウィーン工房」に入り、テキスタイル、陶器、ガラスなど幅広い分野で新作を発表、特にプリント図案は「リックス文様」と呼ばれ高い評価を得ていた。32歳のときにホフマンの建築事務所にいた上野伊三郎と結婚、その後京都に移り住み「上野建築事務所」を開設し制作活動を続けた。
「L. Rix Fantasy」は、その上野リチのデザインを壁紙として再現したもの。「そらまめ」と「花園」は、まさに上野リチを代表するデザインで、独創的な世界観が描かれている。さらに「そらまめ」にはガラスビーズをあしらった柄も展開する。
また上野リチのデザインをイメージしたカラーラインナップ「ノスタルジックカラー」も収録、大胆なデザインと無地との組み合わせ提案が可能となっている。インクジェット壁紙シリーズ「デジウォール」でもユニークなデザインを提案する。
ちなみに、「L. Rix Fantasy」は1000クラスの枠にとらわれない価格設定となっているのも特徴だ。
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