本紙紙面
2023年2月28日配信
【この人に聞く】三協立山(株)・三協アルミ社
住宅商品部 住宅商品企画課 吉野寿美枝氏
住宅マーケティング推進部 中森伸児氏
「リヴェルノ」を選ぶ理由づくりにICを起用
ちょっといい、ちょうどいい空間を提案
(左)中森伸児氏 (右)吉野寿美枝氏
三協立山(株)・三協アルミ社は、本紙1月25日号でも既報の通り、インテリアドアシリーズ「LiVERNO(リヴェルノ)」に新ラインとして「NATURAL」を投入するとともに、フルモデルチェンジを図り、4月3日より全国で発売いたします。現在のところ、年明けからお客様に向け、営業からカタログを配布している最中で、具体的な反響はまだ入って来ていませんが、満を持してナチュラル系が登場することへの期待値は高いものと思われます。
「リヴェルノ」は、売れ筋のナチュラルに先行してカラフル系の商品を投入してまいりました。これは、多くの商品がある中、コンセプトがしっかりしていないとお客様に選んでもらえないということ、キャッチーなカラーを展開することで、「三協アルミはカラフルなインテリアが得意な会社である」と訴求しイメージを確立する戦略目的がありました。
その過程で、JAPANTEXで知り合ったICの三宅利佳さん(インテリアコーディネーター研究室主宰)と、業種の壁を超えてタッグを組み、商品を使ったコーディネート事例の作成や、お客様向けのセミナーなど、多彩なプロモーションを展開できたことは既にご存知の通りです。以来、約2年おきに新色を発表してまいりました。
今回の改編に伴い、金物の変更など施工に関わる点などを代理店にしっかり説明させていただいております。
住宅メーカーさん、工務店さんには、これまで50シリーズや30シリーズと数字を名称としていたものを「スタンダード」「ファイン」「ヴィンテージ」「ナチュラル」という形で、商品体系全体をお客様がイメージしやすく改編した点などを訴求してまいります。
また今回は、三宅利佳さんに加えて、新たにインテリア研究室のメンバーである、遠藤貴子さん(Tull Design)と、稲山聖子さん(Design.sp41)にも参加して頂き、すばらしいコーディネート事例を作成していただきました。ICさんはそれぞれ個性が全く違っていて、同じカラーでもこんなに違う世界になるのだと、私たちが見ていても面白く感じました。
「リヴェルノ」は、「ちょっといい、ちょうどいい」をコンセプトにしております。これは、お客様が、「リヴェルノ」を使ったちょっといい空間、ちょうどいい空間を感じていただきたいという思いを込めています。今回の取り組みを通じ、ICの方々と、さらにつながりを深め、一緒にお客様へご提案できることをうれしく感じております。
ちなみに、一口にナチュラルと言っても、非常に幅が広がり、これが正解というものがないのが現状だと思います。
従って、新商品づくりにあたっては、まず面材を手がける大手印刷会社が提案する、トレンドカラーを出発点に、討議を重ね、トレンドとしての鮮度を気にしつつ、三協アルミのオリジナルカラーに仕上げていくプロセスが非常に大変です。
商品づくりってこんなに進まないものなのかと実感しておりますが、それはさておき、今回商品体系を再編し括りとして提示させていただいた中でも、実にいろいろな要素が入って来ています。
今後当社では、3月3日(金)には、オンラインで、三宅利佳さん、遠藤貴子さん、稲山聖子さんがプレゼンテーションを行う「リヴェルノ新商品・ご提案会」を開催、続けて3月9日(木)には、代理店向け新商品発表会などを予定しておりますので、ご覧いただければ幸いです。
三協立山(株)・三協アルミ社
https://alumi.st-grp.co.jp
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