特集

本紙紙面

2021年3月13日配信

【リノベーションビジネス最前線】 リズム
リノベーション1R賃貸ブランド「REISM」
供給数約1.2〜1.5倍とトータルライフスタイル提案に注力

Chaouen
Chaouen

 本紙2月10日号にて既報の通り、リズム(株)(齋藤信勝社長)の調べによると、これまでの賃貸選びでは、駅や職場からの距離などの立地や、部屋の間取りや広さで選ぶのが当たり前だったのに対して、コロナ禍以降、リモートワークの導入など、自宅で過ごす時間の増加により、これまでのような通勤時間や機能先行の選び方ではない、その部屋の中での暮らし方で部屋を選ぶ人が増えている、とのことであったが、若干の補足情報を追加しておきたい。

 まず、リズム(株)は、2005年設立当時より、中古不動産リノベーションを手掛け、2016年の「リノベーション・オブ・ザ・イヤー」の500万円未満部門で最優秀作品賞を受賞するなど、デザイン力に定評がある会社である。

 現在は、リノベーション賃貸ブランド「REISM」のもと、東京23区内にて、アメリカンスタイルやヨーロピアンスタイルなど、世界各国のイメージを施した1R賃貸のリノベーション空間34シリーズ664戸を展開している。

 ちなみに、「REISM」の入居者像としては、概ね20~30代の独身男女であるが、同棲カップルもいるとのこと。職業はコンサルティング、広告、編集、インテリア、設計関係など様々で、平均的な家賃は10~11万円ぐらいであるという。

 「REISM」の物件選定にあたっては、東京23区の主要エリアに絞り、1億件のビッグデータをもとに検討しているとのこと。
 「REISM」では、好みの部屋の空室情報を知らせる独自のウェイティングシステムを導入しており、現時点で5,882件が登録、一番の人気物件では1,500件の登録が寄せられているという。

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