インテリア業界最新情報掲載＆無料ニュースメール配信のオンラインインテリアビジネスニュース

　(株)サンゲツは、2月10日開催の臨時取締役会において、壁紙製造メーカー・(株)ウェーブロックインテリアの株式（51％）をウェーブロックホールディングス(株)より取得、子会社化することを決定した。

　同社では、中長期を見据えた安定的な商品調達体制の整備のため、仕入先メーカーとの取り組み強化・アライアンス構築を実行してきた。その中で2015年10月に、(株)ウェーブロックインテリアを傘下に持つウェーブロックホールディングス(株)の株式を取得し、競争力のある壁紙供給体制の構築を進めてきた。
　今回のウェーブロックインテリアの子会社化は、ウェーブロックホールディングスを通じての壁紙製造事業への参画から、より安定的な壁紙調達の実現に向けたもので、競争力の強化、量的確保のみならず、製販一貫体制の確立による事業の効率化を通じてさらなる発展を目指していく。実行日は3月31日（予定）。取得額は23億9700万円。

　なおサンゲツとウェーブロックホールディングスは、同日、業務提携の解消とともに、ウェーブロックインテリアの新たな資本構成（サンゲツ51％：ウェーブロックホールディングス49％）の下での今後の株式の移動の可能性を含む合意事項について株主間契約を締結した。
　同株主間契約では、サンゲツ側が一定の条件の下、ウェーブロックホールディングスに対してウェーブロックインテリアの売却を請求できる権利（コールオプション）を有し、またウェーブロックホールディングス側もサンゲツに対して一定の条件の下、買取を請求できる権利（プットオプション）を有するというもの。これらのオプションが行使された場合、ウェーブロックインテリアはサンゲツの100％子会社となる。