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2009年4月7日配信

2009年秋冬JAFCAレディスカラー トップトレンドはクールカラー
(財)日本ファッション協会/流行色情報センター(JAFCA)は、2009年秋冬シーズン向けレディスウェア、メンズ、リビングのトレンドカラーを発表した。
まずJAFCAによると、インターカラー(国際流行色委員会)が選定した2009年秋冬カラーの傾向は、2007年春夏シーズンに「静」(LOHAS、レトロ、ノスタルジー等)から「動」(科学、ハイテク、モダン、未来など)へと転換したトレンドが、再び「静」を主流とする方向へと転換しつつも、「動」の要素も継続して相反するイメージが併存するとのこと。カラーグループとしては、introspection(内面性……「静」のイメージ。ブラウン系のアースカラー中心の暖色系)、extrospection(外面性……「動」のイメージ。鮮やかな色や人工的な色)、bridge(架け橋……前記2つのグループを結び付けるグループ。自然と人工が融合した生態系のイメージを、ブルーグリーン、グリーンなど寒色系の色とグレイッシュなニュートラルカラーで表現)という3つにまとめている。

2009年秋冬レディスウェアカラー
さて、2009年秋冬JAFCAレディスウェアカラーのテーマは、「emotionalism――心しなやかに」。トレンドの基調はインターカラーに同調して「静」に置かれ、内面性と外面性を揺れ動く人間の心と環境(インターカラーのbridgeに相当)を重視して、次の三つのグループを提案している。
(1)Scenery(情景)……クールで冷涼感のあるカラーグループ。トップトレンドは秋冬には珍しい、「ウインタークール」とも呼べる、ブルー、グリーンのクールカラー。
(2)Touch(タッチ)……人肌のぬくもりをウォームカラーで表現。サブトレンドは官能的なレッド系と肌の色のスキンカラー。
(3)Pulse……ストレートな感情の発露を表現するビビッドな色のグループ。アクセントカラーとして、レッド、オレンジ、パープルのウォームカラーに注目。
このほかに、トレンドカラーには選ばれていないが、景気減速が続く中、ブラックの人気が復活しそうだとのこと。
また、2009年秋冬JAFCAメンズカラーのテーマは、「North Country――北の国から」。トレンドの基調はインターカラーに同調してエコのイメージを重視、冬の北国に見られるポーラー・カラー(極地の色)をメインに訴求している。
メンズのトップトレンドは、「ノーザン・エコ」(北国の生態系)、真冬の極北を思わせるポーラー・カラー。アクセントカラーの「オッド・エスノ(奇妙なエスニック)」は、ブラウン系のウォームカラーとひとひねりした毒のあるブライトカラーが特徴。さらに、ホワイト、ベージュ、ライトグレーなど明るいニュートラルカラーのグループ「ノーザンコンフォート(北国のくつろぎ)」が選定されている。

2009-10年秋冬JAFCAリビングカラーとしては、地球規模での深刻な環境問題や民族間の対立、心身の安全・健康といった3つのエコロジー問題を踏まえ、情緒豊かで創造的な暮らしを提案するカラーとして、(1)本当の豊かさを知る人々のためのロングライフカラーである自然素材が持つ色、同系色の異なる質感による、表情豊かなニュートラルカラー、(2)未来の希望を表すグリーン&ブルー、(3)アクセントカラーとして、オレンジ、ピンク、パープル系など感情の揺れを象徴するカラーを選定した。
2009-10年秋冬JAFCAリビングカラー

JAFCAのホームページ
http://www.jafca.org/
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