業界ニュース

2009年4月5日配信

マナトレ セミナーで「ウィリアム・モリス」の世界を存分に訴求
ウィリアム・モリスの世界を堪能
マナトレーディング(株)では、19世紀後半に起こった「アーツ&クラフツ運動」の中心人物として活躍し、現代デザインの父として根強い人気を誇る「ウィリアム・モリス」をテーマとしたセミナーを、4月4日(土)、東京・渋谷区の「SPAZIO2恵比寿」(カッシーナイクスシー本社内)にて開催した。午前、午後の2回に分けて開催したセミナーは、各回とも180の座席が一杯になるなど多くのインテリア関係者やモリス愛好家が集まった。

講師を担当したのは、ウィリアム・モリスのデザインや事業を継承し、現在「ウィリアム・モリス」ブランドを展開するサンダーソン社(イギリス)の前社長マイケル・バリー氏と、イギリスの歴史からモリスの歴史まで精通している元ツアーガイドの鈴木真紀女史。
マイケル・バリー氏は、主にモリスの生涯について解説、モリスが牧師を目指して神学校に在籍していた時期、たまたま訪れたフランスのノートルダム大聖堂のステンドグラスを見て芸術家の道を志したというエピソードから、生涯の同志となるエドワード・バーンジョーンズやフィリップ・ウェッブとの出会い、モリス商会の設立、妻ジェーン・バーデンの浮気、それに悩んで詩を書き始めたというエピソードなどなど詳細に紹介、その生涯と絡めながらモリスのデザイン活動を解説した。また現在サンダーソン社では、モリスの最新コレクションとして「ウィリアム・モリスV」を2008年より展開しているが、当時のモリスのデザインが現代ではどのように表現しているのか、といった観点から最新コレクションの紹介も行った。
また鈴木真紀女史は、ウィリアム・モリスと産業革命の関係について解説した。産業革命はモリスの人生にとって切り離すことが出来ない出来事である。イギリスの文化や歴史に造詣の深い鈴木真紀女史は、まずは産業革命当時のイギリスの国内事情、資本家と労働者の関係、大量生産による製品の質的低下などについて解説、そうした中からウィリアム・モリスが手仕事の美しさを訴える「アーツ&クラフツ運動」へ傾倒し、さらに社会主義運動を積極化していった流れを分かりやすく説明した。
この他、元ツアーガイドとして、新婚時に新築した「レッドハウス」や、モリスがもっとも気に入っていた「ケルムスコット・ハウス」などモリスゆかりの地を写真で紹介した。

なおマナトレーディングでは、日新航空サービス(株)が企画するツアー「ウィリアム・モリスゆかりの地を巡る旅 8日間」に企画協力をしている。同ツアーでは今回講師を務めた鈴木真紀女史が専属コーディネーターとして見どころを案内する。
ツアー日程は、(1)6月3日(水)~8日(月)、(2)6月17日(水)~22日(月)の2パターン。募集人員各回20名、最少催行人員15名。価格は359,000円。申込締切は4月30日までとなっている。
問い合わせ、申し込みは日新航空サービス(株)汐留営業支店(TEL:03-5568-1130)まで。

マナトレーディングのホームページ
http://www.manas.co.jp/
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