(株)川島織物セルコンは、同社現経営陣(代表取締役会長 山口進、代表取締役社長 木村弘一、取締役 光岡朗、取締役 肥後隆)によるマネジメント・バイアウト(MBO)を実施し、現経営陣を引受先とする第三者割当増資及び減資を行い、親会社である(株)LIXILが保有する全株式を取得することを決定した。これにより、自己株式を除く発行済み株式総数のすべてを現経営陣が保有する予定。
同社では「伝統の継承と革新への挑戦」という精神のもと、事業の成長スピードや生産・業務効率を追求する一方、ブランドの支えとなっている伝統技術の継承と次世代につながる新たなデザインや商品・技術の開発などへ挑戦してきた。こうした方針をより進めるべく意思決定の迅速化を図るため、同社が有する技術的・商品的・文化的価値を深く理解している現経営陣によるMBOを実施することが最善の策との考えに至り、LIXILと検討を重ね、このたびの合意に至った。
第三者割当増資、減資、株式取得は2021年1月6日の予定。なお、今回のMBOにより同社はLIXILの連結子会社ではなくなるが、引き続き良好な関係を維持するとしている。
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