
キャリー・ラム行政長官
香港貿易発展局(HKTDC)が先進各国で推進している大型プロモーション事業「Think Global, Think Hong Kong 国際化へのパートナー:香港」が、11月1日、ホテルニューオータニ東京で開催され、メインとなるシンポジウムのほか、金融・テクノロジー・法律サービス・デザイン・ヘルシーエイジングなど、テーマ別の分科会、ネットワーキングイベントなどなど、多彩なプログラムが展開され、2500名以上の来場者を得て、大盛況のうちに終了した。

シンポジウム
今回は、香港特別行政区(HKSAR)の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が、総勢230名以上のミッションを率いて来日。今回が就任後、最初の公式訪問となったキャリー・ラム長官は、冒頭に基調講演を行い、香港・マカオ・広東グレーターベイエリア開発構想など、香港が「一帯一路」構想を推進する中国本土の巨大市場、アセアンの成長市場へアクセスするハブとして、また資金調達の場としての存在感を高めつつある現状を紹介、米中貿易紛争など世界経済が混迷を深める時代にあって、これまで長年培ってきた、日本・香港のパートナーシップをますます強固なものにしていくことの必要性などを指摘。引き続いて、壇上では、HKTDCと日本貿易振興機構(JETRO)の覚書調印式が行われ、キャリー・ラム長官と、日本の関芳弘経済産業副大臣を立会人に、方舜文HKTDC総裁、石毛博行JETRO理事長が覚書(MOU)に署名。今後、HKTDCとJETROは、スタートアップ企業、イノベーション、テクノロジー、双方向の投資、第三国におけるインフラ構築、人材育成、文化・コンテンツ産業など、新たな分野での協力関係の構築していくことで確認した。

建築・デザイン関係の分科会
今回の分科会では、初めて建築やデザインに関するセッション「快適な暮らしを彩る空間づくりとデザイン」が開催され、香港デザインセンター会長のエリック・イム氏、香港インテリアデザイン協会会長の建築家ジョイ・ホー氏、世界で最も影響力があるアジア人クリエイティブディレクターとされるスタンレー・ウォン氏、中国系デザイナーとして初めてロンドンファッションウィークでメンズウェアを発表したケイ・クォック氏など、今の香港を代表するクリエイターとともに、日本からNOSIGNERの太刀川英輔氏が登壇、それぞれの立場から取り組んだ、デザインによるソリューション事例を紹介し、日本と香港がこの分野でもいかに強固なパートナーとなりうるかといった点について話したほか、ファッション系など、香港でいま売り出し中の若手デザイナーの作品も展示して、直接セールスポイントなどをアピールした。
なお、香港デザインセンター会長のエリック・イムのインタビューを、本紙インテリアビジネスニュース11月25日号に掲載する予定である。
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