特集

2013年12月13日配信

【連載】Interian Color――クリスマスを色で演出
(社)日本パーソナルカラリスト協会 渡部尚子氏

赤レンガ倉庫 空気が澄んでいてきれい
赤レンガ倉庫 空気が澄んでいてきれい

朝、布団やベッドから起き出るのがつらい季節になりました。冬、クリスマス、師走。早いもので、そろそろ2013年も終わりを迎えます。この季節、寒いのはつらいですが、その反面空気が澄んでいるので、いつもよりも周りの景色がきれいに見えるような気がします。特に夕景、夜景は美しく、星も輝いて見えるようです。
クリスマスの定番カラーといえばキリストの血の色を意味する「赤」、枯れない常緑樹から“永遠の命”を意味する「緑」、そして純潔や潔白、聖なる意味の「白」があげられます。
イエス・キリストの誕生を知らせた輝く星を「金」「銀」の色で表現しているようです。クリスマス・ツリーの上に星を飾るのは、この星をイメージしているのですね。
この時期、お部屋のインテリアにもこの色を使うと、一気にクリスマスムードになります。ソファーのクッションを赤、緑、白と並べたり、ランチョンマットに赤、緑を使ったり。もちろんテーブルの上にクリスマスのオーナメントやキャンドルなどを飾ると、一層雰囲気が高まります。

色の持つイメージによって、気軽に空間を演出することができることは、今まで何回かご紹介してきました。もちろんイメージは人によってさまざまですので、一概には言えませんが、特別なアイテムを用意しなくても、色だけでもある程度のイメージを伝えられるのは、比較的取り組みやすいのではないかと思います。話が飛んでしまいますが、本来色のついていない香り成分を色であらわすときには、その香りの元である花とか食品の色で表現することが多いようです。たとえばラベンダーの香りは薄紫、ミントの香りは緑、レモンの香りは黄色、といった具合です。バラはたくさんの色がありますが、イメージとして使われるのはピンクが多いようですね。“ローズの香り”の芳香剤や入浴剤にはピンクをイメージしたパッケージをよく見かけます。イメージを色で表す例のひとつですが、インテリアもその季節や目的に合わせて配色すると、イメージが伝わりやすく、全体に統一感がでてステキな空間になるのではないでしょうか。

さて、クリスマスと言えばイルミネーション。最近ではあちこちのテーマパークで会場全体を光で飾るイルミネーションが人気です。LEDの発明により比較的安価になったことと、光の色が豊富になったことで、街中のイルミネーションもとてもきれいです。イルミネーションの先駆け的存在である表参道は、今年2年ぶりに復活しました。約50万個の電球の中にひとつだけ、スポンサーであるコカ・コーラ社のコーポレートカラーである赤い電球がついているそうです。点灯は来年1月5日まで。赤い電球、見つけられるでしょうか?

日本パーソナルカラリスト協会のホームページ
http://www.personal-colorist.org/

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