インテリア業界最新情報掲載＆無料ニュースメール配信のオンラインインテリアビジネスニュース

斬新なデザインが提案される「NOW！」

やかな「インテリアシーン」

世界のホームファッション業界関係者注目の見本市「メゾン・エ・オブジェ2010」が、1月22日～26日の期間、フランス・パリのノール見本市会場にて開催された。
「メゾン・エ・オブジェ」最大の見どころは、各分野のハイエンドブランドを集約した特別出展エリア（小見本市）である。今年もライフスタイルブランドが集まる「インテリア・シーン」、斬新なデザインが競演する「ＮＯＷ！」、建築資材系エリア「プロジェ」、そしてテキスタイルエディターによる「エディトゥール」などが華々しく展開された。またホームファッションの最新トレンドを発信する、トレンドエリアにも注目が集まる。今年は「COHABITATION（共存）」というテーマの下、3つのゾーンが提案された。

さて、テキスタイル業界関係者がもっとも関心を寄せる「エディトゥール」は、有力エディターが多数出展を見合わせ、大幅なボリュームダウンとなった。それでも「カサマンス」「エリティス」「デザイナーズギルド」などが華やかに出展した他、壁装関連を強化するなど新しい動きも見られた。日本からは「サンゲツ」「ニーディック」が出展、前回よりも大きなブースを確保し存在感を示した。一方、「エディトゥール」に出なかった「サコ」「クリスチャンフィッシュバッハ」「クリエーションバウマン」など62社は、パリ市内の各社ショールームを活用したイベント「Paris deco off（デコオフ）」を共同で開催し新作を発表した。
分裂という状況になったことは残念だが、トータルで考えれば、やはり魅力的なイベントであることは間違いないだろう。

「メゾン・エ・オブジェ」のトレンド情報は、お馴染み西垣ヒデキ氏（decorators代表）と越川洋平氏（オーブインターナショナル代表）のレポートを参照されたい。なお「デコオフ」のレポートは、「インテリアビジネスニュース」（本紙）2月15日号にて掲載している。