■特集 メゾン・エ・オブジェ最新情報     −インテリアビジネスニュース本紙より
2007年02月28日配信
Maison et Objet 2007 メゾン・エ・オブジェ2007最新情報(前編)
−海外情報
インテリアテキスタイル、デザイン、家具など世界のインテリアトレンドが集結する国際見本市「メゾン・エ・オブジェ2007」は、さる1月26日〜30日、フランス・パリのノール見本市会場で開催された。
来場者数はフランス人、外国人トータルで7万6249名と過去最高を記録、ホームファッション界の最重要国際イベントとしてさらに評価が高まった。
日本からの来場者の前年比39%増と高い割合を示した。

総出展者数は2845社、うち3分の1の990社がフランス以外の海外からの出展で、日本からは(株)川島織物セルコン、(株)サンゲツが出展した。

本紙では、ハイムテキスタイルに続きカーテンプロショップヒデキの西垣英樹社長、aubeの越川洋平社長に、現地の情勢をつぶさに取材していただき、専門店の立場から率直な感想をレポートしていただいた。

×   インテリア専門店経営者の立場で見た「メゾン・エ・オブジェ2007」展の傾向を報告する。
西垣英樹氏
(カーテンプロショップ
ヒデキ社長)
越川洋平氏
(aube社長)
 
世界的トレンドセッターが競演

今年のテーマは「celebration」

ヒデキ 全体のコンセプトは極めて難解です。言葉で説明することが難しいので、具体的にテーマに沿って3人のトレンドセッターがデコレーションしたブースを覗いてみましょう。

FUNK SHUI by ネリー・ロディ

ネリー・ロディによるFUNK SHUIのブース
ディスコリバイバルとニューキャバレーの中間ぐらいのイメージのお祝いのカクテルパーティーが主題のようで、1950年代のコミック・アニメ(カーツーン)と1930年代のジオメタリック(メンフィス派)がサブタイトル。
(50+30=80)と意味ありげにかかれていました。
ポップな色使いや蛍光色、レインボーカラー、ゴールド&シルバーのキラキラ使いで演出されており、デザインシェイプは、ジオメタリック、トーテムパターン、リボン、クネクネ、丸、スパイラル、ジグザグ、アニマルスキン、ネオクラシックアラベスク、だましえ、極端なトリミング……なんかがGOODなようです。
人口宝石やスパンコール(スイートとありました)でデコレートされ、入口には、バブル時代と思われる東京の写真をバックに、大きなミラーボールが下がっていました。


Happycalypse by フランソワ・ベルナール

フランソワ・ベルナールのトレンド提案
奇抜さとダークなユーモアで、装飾の既成概念を破壊するベルナール。聖なるものと異教徒風テーストの融合がサブタイトル。アニマルスキン、アフリカンなお面、烏、蜘蛛、昆虫、サンド処理されたソファ、骸骨、コンクリートのバスタブ、エロチックなモチーフなど、怖いけど、どこか笑えるモチーフがチラリと見える、分かりやすいブース。壁には、クラシカルなバロック柄クロスやCGなどが使われていました。


FESTINS by エリザベス・リシュ

今日の祝宴(feast)は、相変わらず模索され、メニューは捜し求められ続けており、「過剰と過少」「暴飲暴食と快楽」をうまく行き来し、「慣行と乱宴」の板ばさみである、とありました。世代を超えて、ゲストを、想定外の晩餐会に招待します。white feast/black feast/red feastを優しさと耐えがたい驚きのメニューで。すべて赤い食卓はテーブルセットをガラスの下に配し、触れない形になっていました(説明には、「食通の喜び」と)。すべて黒いダイニングは「最後の晩餐」、すべて白いダイニングが、「生まれてから結婚そして死沼での食事」のイメージとありました。

エリザベス・リシュの「FESTINS」

(後編へつづく)
*前編はカーテンプロショップヒデキ 西垣英樹社長による解説
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