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[セミナーテーマ]
インテリアとファッションの間で、いま何が起こっているか
講座名 E 11月24日(金) 11時-12時30分
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| 木田隆子氏 |
『FIGARO』誌の副編集長、『Pen with New Attitude』編集長と、これまで最先端のファッション系、デザイン系の雑誌を率いて来た木田さん、この4月、『ELLE
DECO』(アシェット婦人画報社)編集長に就任された。
今回のセミナーのテーマは、「インテリアとファッションの間で、いま何が起こっているか」。
木田さんによると、「いま、女性たちの間で、インテリアについて語ることが、おしゃれであり、洗練された人間であることの証明になって来ています」とのこと。
日本人は、衣・食・住の中で、「住」が一番立ち遅れていると言われて来た。ブランドの服を着ていても、住まいは惨憺たるもの。インテリア好きはファッションの流行に疎いという、ねじれ構造があった。
ファッションに限ってみれば、日本の女性は、様々な雑誌や海外旅行等々の機会を通じて、着こなしやメイクアップ、小物の使い方など、洋服を着た時の自己演出のノウハウを身につけ、いまや東京発のトレンドが世界を刺激する段階に来た。
他方、インテリアについては、戦後住宅の洋風化が進む中、伝統的に日本人がもっていた「和」の空間コーディネートが崩れ去り、美意識なきカオス的状況が続いている。
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| 写真提供「ELLE DECO」編集部 |
だが、国際経験が豊富なワーキングウーマン層をはじめ、自己表現の方法として、インテリアの重要性が、認識され始めている。
例えば、外国で友達が出来ると、部屋に招かれ、狭い部屋でも、それなりにセッティングして、楽しくおもてなしをしてくれる。
しかし、自分が友達を招く立場になると、「さあ、困った」ということになる。着飾って、デザインコンシャスな空間に出掛けるのと違って、友人を家に招く習慣がない日本では、住空間にいまのセンスを表現するインテリアが欠落している。
同じようなインテリアに関わる「困った」という状況が、いまいろいろなレベルで起こり、女性たちに課題として「のしかかって来ている、社会現象化しつつあると言えます」と木田さん。
ファッション雑誌では、頻繁にインテリア特集が組まれるのは、そうした読者ニーズに呼応した現象で、ミラノサローネやメゾン・エ・オブジェの最新トレンドなどに刺激を受けた若い女性たちに、デザインのいい部屋で暮らしたいという意識が芽生えている。
最近では、1960年代のモダンデザインが若者の圧倒的な支持を受け、テキスタイルでは「マリメッコ」がリバイバルヒットしたが、「日本企業にも優れたデザインのアーカイヴがあるはず。ぜひ若手デザイナーに開放して頂きたいですね。若者は感覚的に外国人と同じセンスですし、発見の名人なのです。優れたジャパンデザインを発見し直して欲しいですね」とのことた。
【インテリアビジネスニュース 2006年11月15日号掲載】 |
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