本紙紙面
2019年12月25日配信
生産性向上の武器に
施工管理クラウドシステム「SITE」登場―CONIT
あらゆる端末に対応
高齢化の進行とともに職人不足が大きな問題になっている。建設業界全体の技能者数は1997年のピーク時から約3割減、インテリア・内装業界も同様に技能者不足が顕著になってきている。その上、建設業界でも働き方改革が取り沙汰され、週休2日制の導入も提言されており、技能者不足はより深刻化している。
その対策の1つとして進められているのが労働生産性の向上である。生産性が高まり、従来の数人分の作業がこなせるようになれば、技能者不足もやわらぐというものだ。
さて、その生産性の向上に効果を発揮するシステムとして、今年10月からスタートしたのが施工管理クラウドシステム「SITE」((株)CONIT/小池康仁社長)である。
施工管理システムは、すでにいくつか存在しているが、それらと同様に顧客管理、案件管理、スケジュール管理、メッセージといった標準的な機能をカバー、その上で「SITE」の大きな特徴となっているのがクラウドシステムである点だ。
従来の施工管理システムはパソコンへのインストール型のため使用できる端末も限定されていた。クラウドサービスの「SITE」では、インターネット接続のできる環境であれば、パソコン、スマートフォン、タブレットなどさまざまな端末を活用することができる。特に現場に出ている職人と連携するためには、スマートフォンの使用は欠かせないところであろう。
もう1つ、「SITE」の重要なポイントとなっているのが、現場を管理する施工管理者用ツールと職人用ツールを分離している点である。
CONITでは、すでに職人向けの完全無料アプリ「SITEチャット」と「SITEスケジュール」をリリース済みで、多くの職人が利用している。
今回リリースした施工管理システム「SITE」は、職人向けアプリ「SITEチャット」と「SITEスケジュール」と連携することができ、無料アプリを通じて自社職人だけでなく、一人親方などの外注職人も含めて、メッセージのやり取りやスケジュール管理が行えるようになるのだ。
また取り引きがなくとも、「SITE」のネットワークで手の空いている職人を探すことも可能だ。
この他、「SITE」オリジナル機能として、常に最新図面が表示される仕組みや、遠隔地の職人とも打ち合わせが可能となるビデオチャットによる資料共有機能も装備している。面白いのはビデオチャットによる資料共有で、画面をタッチするとそのポイント箇所が相手側の端末にも伝わるようになっている。遠隔地であっても、より視覚的な打ち合わせができる。
こうした機能をフル活用すれば、これまで管理者側と職人側の意思疎通不足、あるいは情報共有不足で発生していたトラブルも抑制でき、さらには管理担当者以外でも的確に指示することができるなど、効率的に仕事ができるようになる。
「SITE」の導入費用は機能をフルに活用できるスタンダードプランが1アカウント450円/月額(30アカウント以上・初期費用20万円)、スケジュール管理、メッセージ機能に限定したライトプランが1アカウント300円/月額(10アカウント以上・初期費用なし)となっている。無料アプリと連携する形のため、一般的なシステムよりもリーズナブルになっている。
ちなみに、スタンダードプランの初期費用には各種設定と使用方法のレクチャー、利用者全体に向けたセミナー形式の説明会実施などが含まれている。
内装工事業だけでなく、カーテン工事にも活用できる施工管理クラウドシステム。生産性向上に導入を検討してはどうか。
問い合わせは(株)CONIT(電話:03−4567−6666/email:contact@mail.conit.site)まで。
施工管理クラウドシステム「SITE」ホームページ
https://www.conit.site/
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