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綴織壁掛試織「日光祭礼」

　(株)川島織物セルコンは、本社に併設の川島織物文化館にて、2025年の大阪・関西万国博覧会の開催決定を記念し、「万国博覧会と川島織物」展を、2019年2月15日（金）〜2020年1月31日（金）まで開催する。

　川島織物（当時）は、日本の織物を世界に広めたいとの思いから、1889年のパリ万国博に出展以来、さまざまな万国博覧会で作品を発表し、数多くの賞を受賞してきた。明治期に世界に認められる品質を追求した探究心は、同社のモノづくりの礎となっている。

　今回は、2025年の大阪・関西での万国博覧会の開催決定を記念し、シカゴ万博（1893年）に出展し、現在、シカゴフィールド自然史博物館に収蔵されている綴織「日光祭礼」の下絵と試織、パリ万博（1900年）に出展した綴織壁掛の原画「武具曝涼図」などを、川島織物が万国博覧会に出展した際の資料を紹介する。見学は事前予約制（予約専用電話：075-741-4323）。
　また特別企画として、普段入る事の出来ない織物工場と川島織物文化館の見学ツアー（2月18日～3月25日の月曜・木曜）も開催する。見学ツアーは要予約。先着10名。

綴織壁掛下絵「日光祭礼」（田村宗立筆）部分

「綴織の織り方」（川島織物パンフレット）

綴織壁掛原画「武具曝涼図」（守住勇魚筆）