業界ニュース

2018年11月2日配信

香港貿易発展局 「Think Global, Think Hong Kong」に2500名以上が来場

キャリー・ラム行政長官
キャリー・ラム行政長官

 香港貿易発展局(HKTDC)が先進各国で推進している大型プロモーション事業「Think Global, Think Hong Kong 国際化へのパートナー:香港」が、11月1日、ホテルニューオータニ東京で開催され、メインとなるシンポジウムのほか、金融・テクノロジー・法律サービス・デザイン・ヘルシーエイジングなど、テーマ別の分科会、ネットワーキングイベントなどなど、多彩なプログラムが展開され、2500名以上の来場者を得て、大盛況のうちに終了した。

シンポジウム
シンポジウム

 今回は、香港特別行政区(HKSAR)の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が、総勢230名以上のミッションを率いて来日。今回が就任後、最初の公式訪問となったキャリー・ラム長官は、冒頭に基調講演を行い、香港・マカオ・広東グレーターベイエリア開発構想など、香港が「一帯一路」構想を推進する中国本土の巨大市場、アセアンの成長市場へアクセスするハブとして、また資金調達の場としての存在感を高めつつある現状を紹介、米中貿易紛争など世界経済が混迷を深める時代にあって、これまで長年培ってきた、日本・香港のパートナーシップをますます強固なものにしていくことの必要性などを指摘。引き続いて、壇上では、HKTDCと日本貿易振興機構(JETRO)の覚書調印式が行われ、キャリー・ラム長官と、日本の関芳弘経済産業副大臣を立会人に、方舜文HKTDC総裁、石毛博行JETRO理事長が覚書(MOU)に署名。今後、HKTDCとJETROは、スタートアップ企業、イノベーション、テクノロジー、双方向の投資、第三国におけるインフラ構築、人材育成、文化・コンテンツ産業など、新たな分野での協力関係の構築していくことで確認した。

建築・デザイン関係の分科会
建築・デザイン関係の分科会

 今回の分科会では、初めて建築やデザインに関するセッション「快適な暮らしを彩る空間づくりとデザイン」が開催され、香港デザインセンター会長のエリック・イム氏、香港インテリアデザイン協会会長の建築家ジョイ・ホー氏、世界で最も影響力があるアジア人クリエイティブディレクターとされるスタンレー・ウォン氏、中国系デザイナーとして初めてロンドンファッションウィークでメンズウェアを発表したケイ・クォック氏など、今の香港を代表するクリエイターとともに、日本からNOSIGNERの太刀川英輔氏が登壇、それぞれの立場から取り組んだ、デザインによるソリューション事例を紹介し、日本と香港がこの分野でもいかに強固なパートナーとなりうるかといった点について話したほか、ファッション系など、香港でいま売り出し中の若手デザイナーの作品も展示して、直接セールスポイントなどをアピールした。

 なお、香港デザインセンター会長のエリック・イムのインタビューを、本紙インテリアビジネスニュース11月25日号に掲載する予定である。

インテリアビジネスニュース購読案内

インテリアビジネスニュースは、インテリア専門店動向をはじめとするインテリアビジネスの最前線情報から消費者動向に至るまで、幅広く、深くインテリアビジネスに関する情報を発信しています。
より詳しくインテリア業界を知るための必携の専門新聞です。

  • ご購読のお申し込み
  • サンプル紙ご請求

IBNewsグループサイト

インテリアビジネスニュース
月2回発行
インテリア業界専門新聞
カーテン買うならこのお店
カーテンショップ選びの
総合情報サイト
カーテントレンドニュース
カーテン業界の
トレンド情報等を発信中!

Get ADOBE FLASH Player
当サイトでは、一部FLASHを使用しております。ADOBE FLASH Player をお持ちでない方は、左バナーをクリックしてダウンロードしてください。