インテリア業界最新情報掲載＆無料ニュースメール配信のオンラインインテリアビジネスニュース

清家弘幸氏の展示

須藤玲子氏の展示

鈴木マサル氏の展示

　鈴木マサル氏、清家弘幸氏、須藤玲子氏という日本を代表する3名のテキスタイルデザイナーによるテキスタイル展覧会「スリー・トーンズ　－　3人のデザイナーがつくるテキスタイル空間－」（主催：東京造形大学）が、3月27日（火）～4月1日（日）の6日間、東京・南青山のスパイラルガーデンにて開催中である。入場無料。

　同イベントは、建築、インテリア空間、ファッションなどそれぞれのフィールドで活躍する、世代の異なる3人が手がけてきたテキスタイルを大々的に展示するもので、「スリー・トーンズ」というイベント名が示す通り、黒、白、カラーの3つのトーンをテーマにテキスタイルの素材と技術を表現する。
　黒を担当した清家弘幸氏の作品タイトルは「通路」。オーガンジーやベルベットなど4種類の生地に楮和紙をプリント、質感と重量感によって服のシルエットの変化を表現する。また白を表現する須藤玲子氏は、「布、色と間」をテーマとし、白系シアーに刺繍や織り、フロック加工などあらゆる技術を組み込んだ34種類の生地を円形の大きなステージにずらりと展開した。そして鈴木マサル氏はローズ、イエロー、オレンジ、ブルー、グレー、レッドという6つのカラーを切り口に、色柄がもたらす人々の高揚感を表現した。そのタイトルは「目に見えるもの、すべて色柄」。それぞれの色に対する鈴木氏の思いを表現したメッセージにも注目が集まった。

　なお最終日の4月1日（日）15：00～16：30には、鈴木マサル氏、清家弘幸氏、須藤玲子氏によるトークイベント（予約不要・無料）が行われる予定。