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2018年2月10日配信

リリカラ 中期経営計画「LY-START」策定

 リリカラ(株)は、2018年12月期~2020年12月期までの中期経営計画「LY-START」を、このほど策定した。

 同社では、平成27年11月24日付で中期経営計画「VALUE UP 2018」を策定、2016年度から2018年度の3カ年計画として、最終年度の2018年12月期には売上高418億円、当期純利益6億円を見込んでいた。しかしながら、計画2年目終了時である2017年12月期において計画とは大幅な乖離が生じており、現状では最終年度終了時点での計画達成が困難であることや、計画の前提となる事業環境や戦略実施面に、立案当初時と大きな相違点が見られることから、現行中期経営計画を2年で打ち切り、今年度(2018年度)から新たな3年間の中期経営計画を策定し実施することとなった。

 同社では、建設・インテリア市場環境の見通しとして、オリンピック開催や高まるインバウンド需要を背景に建設需要は旺盛に推移するが、少子高齢化を背景にした建設業従事者の減少により、主として工事施工面でボトルネックが生じ、そのため経済状況は総じて好調に推移するものの、インテリア市場の伸びは軽微なものに推移すると予測する。一方、都内のオフィスビルの新築供給床面積は高水準で推移し、企業業績が堅調なこともあり、オフィス家具やオフィス環境に対する投資需要は高まり、またホテル改修工事や、教育市場における新規投資等も活発化が続き、リノベーション案件が増加するとしている。

 こうした背景の中、新中期経営計画「LY-START」では、基本戦略として、「スペースソリューション事業の強化」、「インテリア事業における基盤再構築」、「インテリア事業における非住宅案件の取り込み強化」を掲げる。その具体策として、「スペースソリューション事業の強化」ではリノベーション案件獲得、実施のための建設スペシャリストの採用、ホテルを中心とした改修案件の獲得、オフィス環境分野における取引顧客数の拡大、企業の移転需要や「働き方改革」に伴うオフィスリニューアル需要の取り込み、「インテリア事業における基盤再構築」では住宅リフォーム、中古マンションリニューアル需要等、小口案件の獲得強化、見本帳投資の強化、「インテリア事業における非住宅案件の取り込み強化」では壁紙・床材・化粧シート等の取扱い商品群強化によるソリューション営業の推進、医療福祉関係市場の重点開拓、ホテル関係市場におけるスペースソリューション事業とのシナジー効果の拡大、などを設定する。

 以上の取り組みにより、数値目標として2020年12月期に売上高385億円(インテリア事業が295億円、スペースソリューション事業が90億円)、営業利益5億3000万円(インテリア事業が2億6000万円、スペースソリューション事業が2億7000万円)を目指す。

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