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多くの来場者で賑わうメゾン会場

メゾンのトレンド商品展示

　インテリアに関するあらゆるデザイン・製品が一同に会する世界最大級のインテリア国際見本市「メゾン・エ・オブジェ・パリ2018」が、1月19日（金）～23日(火)フランス・パリ国際見本市会場にて開催されている。

　ヴァンサン・グレゴワール（ネリーロディ社）による今期インスピレーション・スペースのテーマは「ショールーム」。経済危機とデジタル革命が一変させた消費動向がどのように推移するのか、これからの空間デザインを提示するモノづくりの在り方そのものが変わって行くことの提示が示されている。

　展示は「エクレティック」「コージー」「エレガント」とテイスト毎に編集されている。ホールの前ではそのテイストを示す製品のコーディネートが展示され、デザイナーやバイヤーのトレンド情報収集の場となり、出展各社は特徴あるデザインを活かしながらもトレンドを意識した製品の開発に力を入れている。

　創設以来好調な伸びを続けるオランダ・アムステルダムのズベール社CEOでクリエイティブディレクターのキャロライン氏は、「最近の消費者はショールームの展示をそのまま購入することが多い。製品をどのように使うのかトレンドを意識したショールームのコーディネート展示は重要です。トレンドをキャッチし、それを良い商品としていかに早く市場に旬な製品として提供出来るかが重要なのです」と語る。

　日本が世界から注目される今期。トレンドを活かした旬な製品を世界に発信したいものである。


レポート：網村眞弓（あみむら まゆみ）パリより。

メゾンのメゾントレンド商品展示「エクレクティック」「コージー」

「エレガント」

「コンプリメンツ」「アクチュアル」