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2017年11月21日配信

サンゲツ参加の「ダニアレルギー対策会」が調査発表セミナーを実施

セミナーの模様
セミナーの模様

各社の商品展示
各社の商品展示

 さる11月9日に、(株)サンゲツ、塩野義製薬(株)、ダイキン工業(株)、帝人フロンティア(株)の異業種4社により発足した「ダニアレルギー対策会」は、11月21日(火)、第1弾イベントとしてメディア関係者対象のセミナー「知っておきたいダニアレルギー対策」を、東京・丸の内の鉄鋼カンファレンスルームにて実施した。

 同セミナーは、通年性アレルギー性鼻炎患者の疾患に対する認識、行動の実態、そして現在の治療への評価や今後の利用・対策の方針について明らかにすることを目的に実施した、インターネットによるアンケート調査(調査期間:2017年3月10日~28日)結果を発表するもの。講師は同アンケート調査を監修した千葉大学大学院医学研究院耳鼻咽喉科・頭頸部腫瘍学教授の岡本美孝氏。

 同調査は、まず3万5000名についてスクリーニング調査を行い、通年性アレルギー性鼻炎患者800名と、その比較対照として季節性アレルギー性鼻炎患者800名を抽出、計1600名について実施した。季節性アレルギー性鼻炎は、一般に「花粉症」といわれるもので社会的認知度は高く対策も比較的進んでいるが、一方の主にダニが原因といわれる通年性アレルギー性鼻炎は、季節性と比べて疾患の認識や知識、対策に関する関心が低くなっている。今回の調査は、この両患者の疾患に対する認識や行動の格差を調べたもの。

 調査結果の一部を紹介すると、例えば通院先については、通年性では耳鼻科(71.2%)、次いで内科(22.2%)なのに対して、季節性では内科(37.6%)、耳鼻科(53.2%)と診療科に違いがあった。また患者歴(診断されてからの年数)は通年性患者のうち10年以上が60.5%、20年以上が30.7%と季節性患者よりも長くなっている。一方、重症との自覚意識は通年性患者の方が「症状が重いと思わない」と認識、さらに「薬を飲む必要がない」と考える通年性患者が70%を超えている。この他、アレルギー性鼻炎に関する学習経験、および知識が通年性の方が低く、通年性患者の62.4%が病院での治療を行っていない、という結果となった(調査結果は論文として2017年10月に学術誌で発表されている)。

 セミナーの後半では、こうした通年性アレルギー性鼻炎の対応策として、防ダニ寝具「ミクロガードプレミアム」(帝人フロンティア)、アレルゲン曝露を避けるための室内環境改善につながる商品として、アレル物質分解効果のあるカーペット「PENTAGON」(サンゲツ)、抗アレル壁紙(サンゲツ)、空気中のダニを分解・除去する空気清浄技術「ストリーマ技術」(ダイキン工業)、および情報サイトとして「ダニによるアレルギー性鼻炎に関する情報サイト」(塩野義製薬)、「アレルギー支援ネットワーク」などを紹介した。

「ダニによるアレルギー性鼻炎に関する情報サイト」
http://www.dani-allergy.jp/
「アレルギー支援ネットワーク」
http://www.alle-net.com/
サンゲツのホームページ
https://www.sangetsu.co.jp/

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