業界ニュース

2017年5月13日配信

サンゲツ 中期経営計画「PLG 2019」策定

 (株)サンゲツは、このほど2019年度(2020年3月期)を最終年度とする3カ年の中期経営計画(2017-2019)「PLG 2019」を策定した。

 同社は2014年からを「第三の創業」と位置付け、従来の創業家を中心とした経営体制より脱皮し、社員が経営を担う真の上場企業として発展することを目指し、同年中期経営計画(2014-2016)「Next Stage Plan G」を策定し、組織の改編、人事・給与制度改革、ショールーム等の新設・統廃合、商品デザインや見本帳の刷新、新たなブランディング制定、主力仕入先への出資、内装施工企業や米国壁装材企業の買収、中国での新会社設立などさまざまな施策を実行してきた。その結果、定量目標である2017年3月期売上高1400億円は未達成となったものの、連結当期純利益63億円は2016年3月期に1年前倒しで達成した。
 しかしながら、売上目標達成に向けた販売力の強化など課題もあるとし、持続的なサンゲツグループの企業価値創造を目指し、新たな中期経営計画(2017-2019)「PLG 2019」策定にいたった。

 新中期経営計画「PLG 2019」の概要は、(1)成長のための事業戦略として「内装材事業(企画・調達・物流・販売)の地理的拡大、機能強化」を基本方針して掲げ、日本市場におけるバリューチェーンでの機能強化・取組領域の拡大とともに、成長力の高い海外市場での活動強化、それに合わせてデザイン、製造メーカーのグローバル化、グローバルな商品企画・調達体制の構築などを具体的施策として設定した。
 また(2)人的資源の強化として、プロ人材の育成、能力主義の徹底、働き方改革など、(3)収益管理体制の強化では、販売管理費の削減と管理の徹底、グループ会社へのCCC管理導入、(4)ESG/CSR方針では、地球温暖化防止や持続可能な資源循環に向けての体制構築、コンプライアンスの徹底、(5)資本政策では引き続き自己株式取得と安定的増配の実施等々が掲げられた。
 それら施策への取り組みによって「PLG 2019」最終年度の2019年(2020年3月期)にROE8%~10%を目指す。その付随目標として売上高1650億円~1750億円、当期純利益80億円~100億円、自己資本1050億円~1000億円、CCC75日~60日を設定する。
 なお中期経営計画「PLG 2019」の詳細は、5月24日開催の決算説明会にて発表される予定。

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