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Renovetta

ナイン

ガマゴオリファブリックフェス

　日本最大の見本市である「東京インターナショナル・ギフト・ショー」から、デザインプロダクツ、インテリア、雑貨から建築建材まで、「バイヤー（ 雑貨）」＋「コーディネーター（内装）」＋「設計（建物）」のプロが一堂に商談することができる、暮らし全体を提案する展示会、『Gift Show L IFE× DESIGN 』が2月1日（水）～3日（金）に開催された。

　過去最大規模で、2週に分けて開催されるギフト・ショーの前半戦にあたる、『Gift Show L IFE× DESIGN 』では、これまで人気の高かった、『ACTIVE DESIGN & CRAFT FAIR』『NIPPON BRAND FAIR』、新進気鋭のクリエイターが集まる『ACTIVE CREATORS』、ライフスタイルを提案する『LIFE STYLINGS』といった、感度の高いバイヤーが集まるエリアを展開。さらに、暮らし全体を提案する『Renovation Zone 』や、完成したプロダクトではなく、“ 素材”を提案する『SOZAI 展』といった新たなエリアを追加し、様々な業界がクロスし、こだわりのモノがある“暮らし全体”を作ることができる流通を、ギフト・ショーから発信していくことを目指した。

　『Renovation Zone 』で、まず注目されたのは、世界的デザイナー喜多俊之氏がプロデュースする「Renovetta」。今回は、おなじみの組立式和室「障子結界庵」に加えて、TVボードやソファな、キッチンなど、多彩なアイテムを展開したが、特に秋田杉の間伐材を使った集成材のテーブルがユニーク。同じく秋田杉のチェアの肘掛けがフックのようになって、テーブルにちょっと引っ掛ければ、掃除ロボットがスムーズに移動することができるという。

　また、大阪を拠点に、いままさに売り出し中の9(株)（ナイン）が出展、パンクファッション風の個性的空間を展開した。また「いっしょに作ろう」をコンセプトに「KiT House」を推進している、徳島県からスタートした別ブランドのDIY工務店も、DIYで作り上げるキッチンなどを出展した。

　「LIFE STYLINGS Zone」では、三河木綿の産地である愛知県蒲郡市より、「ガマゴオリファブリックフェス」（蒲郡商工会議所）と銘打って、市川織布工場、公大（株）、「縞屋の治作」（縞治（株））、「Lokapala」((株）ドゥラループジャパン）、（株）ガーデンの５社が出展し、綿ガーゼの衣料品、ベビーアイテムやタオル、ギフトなど、優しい素材とともに過ごす暮らしを提案した。特にガーデンは、テキスタイルデザインのFab・4・Worksとのコラボで、北海道にある、知的ハンディがある人々が通う芸術活動の場、社会福祉法人当麻かたるべの森で生まれたアート作品を使ったブランド「mori」「cigogne」（フランス語でコウノトリの意味）のアイテムを披露した。
　なお後半戦となる「第83回 東京インターナショナル・ギフト・ショー 春2017」は、2月8日(水)～10日(金)に開催される。