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カッペン副社長と本田代表

壁面はザハ・ハディドのデジプリ壁紙

グロックナーの壁紙見本帳

　インテリア文化研究所（ICI）の本田代表は、32回目となるハイムテキスタイルを視察した結果、最優秀ブース賞はドイツの壁紙企業マルブルグ社と発表。ハイム最終日に同社カッペン副社長に記念品を贈呈した。

　最優秀ブース賞に選んだ根拠は3点。1点目は新国立競技場の設計コンペでお馴染みの女性建築家ザハ・ハディド氏がデザインしたデジタルプリント壁紙を上梓したこと。ブース壁面にも張っていたが、独特の流線形デザインが神秘的な雰囲気を醸し出していた。基本パターンは5柄で、1柄300枚の限定受注。著名建築家の遺作だけに世界中から引き合いが殺到しているという。

　2点目は、ドイツの有名タレントのグロックナーがデザインした壁紙をヒットさせたこと。話題性だけではなく実際にヒットしている。大手ホームセンターのホルンバッハを訪ねて確認したところ、高価格帯であるにも関わらず売れゆき好調という返事。

　3点目は、現代の基本トレンドである複合・融合・コラボを意味する「ハイブリッド」に果敢にチャレンジしていること。ビニルと無機質素材を融合させた壁紙、クリスタルやプラスチックの壁紙装飾品がビジターの目を引いていた。

　3.1ホールにはASクリエーション、ラッシュ、エリスマンなどの大手壁紙メーカーやエリティス、カサマンス、アルテなどのエディター系企業がひしめいていたが、ブースの賑わいはマルブルグ社が他社を圧倒、話題性の高さがうかがえた。

　本田代表は「同社は壁紙デザインをグロックナー以外にもウルフ・モーリッツや世界的工業デザイナーのルイジ・コラーニ、ドイツの人気歌手ネナなどに委託しているが、この好奇心とチャレンジ精神が同社の繁栄をもたらしている」と述べている。

　なお今回は３回目となる視察ツアーで、34名の参加者全員が3大インテリア見本市だけでなく、ドイツの建築＆インテリア文化に触れた思い出深い旅となった。
　ドイツ３大インテリア見本市とメゾンエオブジェのトレンド報告は、東京、大阪、名古屋で開催の「冬の欧州インテリアトレンドセミナー」で行う。

壁紙用パールとクリスタル

世界文化遺産バウハウス本校舎前

■欧州4大インテリア見本市のトレンドセミナー概要
【東京会場】
日時：2017年2月７日（火）　13：30～17：00
会場：LIXIL東京ショールーム（新宿）セミナールーム
講師：本田榮二氏、網村眞弓氏、高田真由美氏
参加費：8000円　※同じ会社の場合は2人目から5000円
定員：120名
備考：記念品として、(1)映像収録DVD、(2)南薫堂珈琲セット、(3)定価2000円のサプライズ商品を全員にプレゼント

【大阪会場】
日時：2017年2月9日（木）　13：30～17：00
会場：天満橋OMMビル2階（205号）
講師：本田榮二氏、網村眞弓氏、高田真由美氏
参加費：8000円（税込）※同じ会社の場合は2人目から5000円
定員：50名
備考：記念品として、(1)映像収録DVD、(2)南薫堂珈琲セット、(3)定価2000円のサプライズ商品を全員にプレゼント

【名古屋会場】
日時：2017年2月10日（金）　13：30～17：00
会場：ウインクあいち9階（908号）
講師：本田榮二氏、網村眞弓氏、高田真由美氏
参加費：8,000円（税込）※同じ会社の場合は2人目から5000円
定員：40名
備考：記念品として、(1)映像収録DVD、(2)南薫堂珈琲セット、(3)定価2000円のサプライズ商品を全員にプレゼント

■申し込み・問い合わせ先
TEL：042-486-7972／FAX：042-486-7973（インテリア文化研究所）
携帯：090-2661-3105（本田榮二氏）
メール：e-honda@wine.ocn.ne.jp