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「ほてるホテル」　ハートをイメージした展示

「2016」

家具エリア

　家具、テキスタイル、照明、雑貨類などライフスタイルを構成するインテリア・デザイン製品が一堂に会するインテリア総合見本市「IFFT／インテリアライフスタイルリビング2016」（主催：(一社)日本家具産業振興会／メサゴ・メッセフランクフルト(株)）が、11月7日（月）～9日（水）の3日間、東京ビッグサイト東4・5・6ホールにて開催中である。

　今年は14カ国・地域から450社（国内370社・海外80社）が出展、設計事務所imaの小林マナ氏、小林恭氏による会場設計で斜めに動線を設計するなど、これまでにない斬新なレイアウトで出展者を配置し会場を盛り上げている。
　そのメインとなるのが、第3弾となる特別企画「THE HOTEL」。人気飲食業態「スープストック」などを展開する(株)スマイルズがディレクターを務め、日本ならではのホテルスタイルとして、「ほてるホテル」というコンセプトで、一人ひとりの体温を上げるようなデザインを展開している。中でも存在感を放っているのが「2016」（ニーゼロイチロク）。有田焼400周年の今年に立ち上げられたブランドで、国内外の16名のデザイナーと産地がタッグを組んで、新しい有田焼として登場した（今展のベストバイヤーズ賞も受賞）。この他、山形緞通の新作、大型木製遊具「mokugu」、岩のようなフォルムのマッサージ機、ドリップする日本茶ブランド「green brewing」など、ホテルでのいやしの空間を構成するさまざまなデザインアイテムが展開されている。

　また家具関連では、旭川、大川、飛騨、府中といった家具産地がパビリオン出展、海外エリアでは建国100周年を迎えるフィンランドがパビリオンを形成している。さらにテキスタイル・壁紙関連も多彩に展開、お馴染みのニーディックはカラフルな民族柄を特殊な製法を用いながら大胆に表現、DANProject（ieno Textile）はパリ市内の風景写真をモノクロでプリントしたシックな新柄を発表、自由が丘のカーテンショップ「ルドファン」はスペインのリネンファブリックコレクション「ANTOIO FERRE」と台湾メーカー「Schontex」を展示している。またフィンランドパビリオン内では、スミノエが新ブランドとして「Ivana Helsinki（イヴァナ ヘルシンキ）」を、サンローズとテシードが「VALLILA」のテキスタイルと壁紙を展開中だ。また昨年に6月インテリアライフスタイルに続き、壁紙新ブランド「Who」も出展しインテリアショップ向けのパッケージ製品として粘着タイプの壁紙を提案している。
　この他にも空間のためのデザイン素材展「CREATIVE RESOURCE」、世界に先駆けてハイムテキスタイルのトレンドをプレビューする「HEIMTEXTIL TREND Preview Lounge」など、新作や新デザイン、企画展示が盛りだくさんとなっている。

ニーディック

DANProject（ieno Textile）

ルドファンのブース

「Ivana Helsinki（イヴァナ ヘルシンキ）」（スミノエ）

「Who」

HEIMTEXTIL TREND Preview Lounge