業界ニュース
2016年11月4日配信
2015年ホームファッション小売市場規模は3兆5070億円
矢野経済研究所では、2015年のホームファッション小売市場規模について、前年比102.1％の3兆5070億円と発表した。
同研究所が規定するホームファッション小売市場とは、「ベッドリネン・寝具」「タオル製品」「ナイトウェア・ホームウェア」「ホームファニチュア」「インテリアファブリックス」「ホームライティング」「キッチン・テーブルウェア」の7分野を合計した市場規模のこと。
2015年は食に対する消費者の関心の高まりや、機能とデザイン性に優れた海外ブランドの増加、テレビ番組の料理プログラムの増加などを背景にキッチンツールが牽引し、キッチン・テーブルウェアが市場規模を拡大させた。また衣食住のカテゴリーを超えた、ライフスタイル提案型ショップにおいて、生活雑貨から家具まですべて特定の店舗で買い揃える消費者が増加するなどストアブランド人気の高まりによりホームファニチュアが好調に推移した。
また2016年については、ホームファッション小売市場規模は前年比101.9％の3兆5740億円を予測する。量販店（GMS）による商品の体験コーナーを設置するなどの接客サービスの強化や、個々のライフスタイルに訴求するライフスタイル提案型ショップの取り組みなど、商品のみならず顧客への付加価値のあるサービス提供から新たな需要を開拓する動きが注目されるとしている。
■分野別2015年市場規模予測
ベッドリネン・寝具 6920億円（103.3％）
タオル製品 1600億円（98.5％）
ナイトウェア・ホームウェア 1650億円（101.5％）
ホームファニチュア 1兆200億円（102.8％）
インテリアファブリックス 5840億円（100.3％）
ホームライティング 4440億円（100.9％）
キッチン・テーブルウェア 4420億円（103.6％）
■分野別2016年市場規模予測
ベッドリネン・寝具 6900億円（99.7％）
タオル製品 1610億円（100.6％）
ナイトウェア・ホームウェア 1700億円（103.0％）
ホームファニチュア 1兆700億円（104.9％）
インテリアファブリックス 5830億円（99.8％）
ホームライティング 4470億円（100.7％）
キッチン・テーブルウェア 4530億円（102.5％）
矢野経済研究所のホームページ
http://www.yano.co.jp/
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