業界ニュース
2014年12月1日配信
インテリア文化研究所 設立10年記念「デジタルプリント壁紙セミナー」開催
セミナーには多くの関係者が集まった
インテリア文化研究所(本田榮二代表)は、同研究所設立10周年の記念イベントとして「デジタルプリント壁紙セミナー」を12月1日(月)、東京・西新宿のLIXILショールームにて開催、インテリア業界関係者、およびサインディスプレイ業界関係者など約100名が集まった。
今回、記念セミナーのテーマには、今もっともホットな話題となっている「デジタルプリント壁紙」を選んだという本田代表。第1部では、本田氏自身が講師となり「欧州でデジプリ壁紙が急浮上した背景を徹底解明する!」と題して、インテリアの歴史を紐解きながら、技術の発展がインテリアデザインに与えた影響を考察、その上で現在のデジタルプリント技術の登場が歴史的な転換点にあるとし、有効に活用することでインテリア産業の発展につながると持論を述べた。
続く第2部では、世界ではじめてデジタルプリント壁紙を開発したリンテックサインシステム(株)代表の小島一仁氏が、「デジタルプリント印刷の基本と世界初のデジプリ壁紙プリンテリア!」というテーマの下、デジタルプリント壁紙が誕生した経緯からデジタルプリント機器の発展史、さらには今後のデジタルプリント壁紙が浸透していくために不可欠な事柄として、不燃認定やF☆☆☆☆などの関連法規への対応の重要性を説いた。
また第3部では、高田真由美氏(エルクリエーション(株))が、エディターによるデジタルプリント技術を用いた最新デザインを紹介した。デジタルプリント技術を用いた商品開発は、従来の製造工程と違い、「NO REPEAT(リピートに制約がない)」、「NO COLOR LIMIT(色に制約がない)」「NO DESIGN LIMIT(デザインに制約がない)」「NO MINIMUM(ミニマムがない)」という点で画期的であり、それによりデザイナーの感性を最大限に引き出した魅力的なデザインが増加しているとした。そして第4部として日本ヒューレッド・パッカード(株)の霄洋氏が、インテリアも含めてさまざな産業におけるデジタルプリント技術の活用事例を紹介、デジタルプリント技術がいかに世間に広まっているかを説いた。また同社のデジタルプリント壁紙制作ソフト「ウォールアートソリューション」の実演も行った。
まさにデジタルプリントのすべてを網羅した興味深いセミナーとなった。
インテリア文化研究所のホームページ
http://interior-culture.jimdo.com/
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