業界ニュース
2014年2月13日配信
インテリア文化研究所 デジタルプリントの現状と予想を発表
本田代表とオルブリッヒ女史
デジタルプリント機の実演
本紙連載「インテリア閑話」の執筆者であるインテリア文化研究所(略称:ICI)の本田代表は、今年の情報発信第4弾として、「デジタルプリントの現状と予想」を発表した。
本田代表は昨年5月に北京で開催されたヒューレット・パッカード社(以下HP社と略)デジタルプリント・セミナーで講演を担当したようにデジタルプリントに強い関心を持ち、インテリア商材市場の調査研究などを進めている。今回の発表はICIフランクフルト駐在員のオルブリッヒ女史が、昨年末に実施したドイツの壁紙メーカーへの電話アンケート調査と今年のハイムでドイツ壁紙協会ブラント会長へのインタビューをまとめたもの。また調査の精度を高めるためドイツの大手ホームセンターのホルンバッハやバウハウスでもフィールド調査を実施した。
本田代表は「ドイツでのデジタルプリント壁紙(以下デジプリ壁紙と略)はフォト壁紙と称するパノラマ壁紙が大部分を占め、壁紙市場でのシェアは4%と推定される。昨年調査では2%だったので倍増した計算になり、さらに今後は普及スピードが加速する。根拠は今年のハイムでラッシュ社がHP社と提携して53cm幅掛×10m巻きの「30 Days」という見本帳を発表したように、通常の壁紙としての展開が増加するからである。大手壁紙メーカーのASクリエーション社やマルブルグ社も追随するのは確実」と述べている。
また日本での展開については、(1) デジプリ壁紙のイージーオーダー展開、(2) 壁紙の色校正や小ロット特別色の生産に利用、(3) 将来的には壁紙印刷がグラビア印刷からデジタルプリントに転換、という3分野での展開が想定されるとしている。
本田代表は「今春に予想されるデジプリ壁紙のイージーオーダー展開はインテリア販工店やインテリアコーディネーターには絶好の販売チャンスとなる。めったにないチャンスだけに逃がすべきではない。またデジタルプリント機の性能は日進月歩で、関係者の間では3~5年以内にグラビア印刷の生産スピードを上回り、5~7年以内に壁紙印刷の主流になるという予想は常識化しつつある。今から壁紙企業の経営者と開発担当者はデジタルプリントに注目すべき」と述べている。
ICIでは今月21日(金)PM1:30~5:00に、東京西新宿LIXILショールーム東京セミナールームで下記3テーマの「デジタルプリント・セミナー」を開催する。
(1)今、時代はフリース・アクセントウォール・デジタルプリント壁紙!
講師:インテリア文化研究所 代表 本田榮二氏
(2)デジタルプリントの現状と今後の展開!
講師:リンテックサインシステム㈱ 代表取締役社長 小島一仁氏
(3)デジタルプリント壁紙の可能性とウォールアートソリューション!
講師:日本ヒューレッド・パッカード㈱ ソリューションアーキテクト 霄 洋明氏
本田代表は、「講師を担当する小島社長は世界のデジタルプリント業界に精通しているうえ、メカニズムにも詳しい。デジタルプリント機の生産スピード予測に関しても説明してもらうようリクエストしたので、壁紙業界の関係者必見のセミナーになること請け合い」と述べている。定員80名。参加費は8000円/人(税込)。1社2名以上参加の場合は2人目から5000円/人(税込)。申込みは、会社名と受講者名、連絡先(住所と電話番号)を明記して下記宛へ。申込みは定員に達した段階で打ち切り予定。レジメとデジタルプリント関連の資料用意。さらに参加者全員に粗品進呈(珈琲とコーヒーの花の蜂蜜)。
■セミナーの申し込み・問い合わせ先
TEL:042-486-7972/FAX:042-486-7973(インテリア文化研究所)
携帯:090-2661-3105(本田榮二氏)
メール:e-honda@wine.ocn.ne.jp
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