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熊谷代表理事

縫い手さん

NPO法人南三陸ミシン工房（熊谷安利代表理事）は、このほど活動の拠点となる本格的な工房を南三陸町歌津田表に開設、さる1月18日（土）には開所式が行われ、縫い手として活動する被災者たちや活動を支援する地域住民、企業関係者、ボランティアなど約40名が参加した。

同活動は2011年秋に「ふんばろう東日本プロジェクト／ミシンでお仕事プロジェクト」としてスタートしたもので、寄付金によって購入した最新式のミシンと生地を被災地へ送り、現地の方にエコバックやティッシュケースなどを製作してもらい、それを販売して収益を得ることを目指したプロジェクト。「南三陸ミシン工房」ブランド化、品質・デザインの向上など活動が本格化してきた2013年3月には「ふんばろう東日本プロジェクト」から独立し、NPO法人の認可を受け「南三陸ミシン工房」として活動を継続している。インテリア業界では、製品を製作するために必要な生地の提供や、製品の発注など、当初から同活動への支援を継続してきている。

今回開設した工房は、ファッションブランド「EARTH」などを全国展開する(株)クロスカンパニーが店頭で行った募金活動で得た資金で建築されたもの。インテリア関連メーカーも窓回り製品の協賛などを行っている。
開所式の挨拶で熊谷代表理事は、「モノづくりはもちろんですが、この工房を拠点に南三陸の現状を知っていただくための活動を行っていきます。南三陸のことをもっともっと日本全国の方々に知ってもらいたい、という思いで運営していきます」と語った。