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講演会の様子

壁装施工団体協議会では、壁装のクレーム・支障とその対策などについて研究・検討をしてきたが、このほどその集大成として、壁装業界関係者向けの書籍「壁装のクレームを技術の宝に」にまとめ、近日発刊する。
その概要は、第一編「クレーム対応の基礎知識」（執筆：水津正臣弁護士）、第二編「施工者のマナー」（執筆：壁装施工団体協議会技術委員会委員）、第三編「壁紙の支障と防止策」（執筆：壁装新聞編集部）の三部構成となっており、クレームに対する心構えから対処方法、予防対策、マナー、壁紙の物性、具体的な商品クレームの発生メカニズムなど壁装クレームに関するあらゆるものを網羅している。
A5判144ページ（図版約170点使用）。価格は1050円。

また同協会では、さる3月26日（金）、東京・四谷のスクワール麹町にて出版記念講演会を開催した。講師は「壁装のクレームを技術の宝に」の第一編を執筆した水津正臣弁護士が務め、その内容でもあるクレーム対策について実例を交えながら語った。水津弁護士によれば、クレームとは心理戦争であり、非常事態という気持ちで臨む必要があるとのこと。具体的な対策として(1)迅速な対応、(2)言い訳をしない、(3)嘘をつかない、(4)はっきりとした態度で臨む、(5)安易な妥協をしない、(6)チームで対応する（1人で悩まない）、(7)弁護士へ早期に相談、という7か条を紹介した。講演会には多数の壁装業界関係者が集まるなど、盛況だった。