業界ニュース

2010年2月14日配信

大阪市内のホテルで「デザイナーショーハウス」開催中

ルームNO.1412 エクレクティックスタイル
ルームNO.1412 エクレクティックスタイル

ルームNO.1409 古市伸子氏
ルームNO.1409 古市伸子氏

ルームNO.1408は癒しの空間
ルームNO.1408は癒しの空間

インターナショナル・ファニシング&デザイン・アソシエーション(IFDA)日本支部では、現在ホテル「シーガルてんぽーざん大坂」にて、関西初となる「デザイナーショーハウスin大阪」を開催中である。会期は2月20日(土)まで。
「デザイナーショーハウス」とは、約40年前アメリカで始まったチャリティーイベントで、老朽化によって価値が損なわれつつある邸宅などに、インテリアデザイナーが個性あるデザインデコレーションを施し、一定期間有料で公開するというもの。イベントの収益金は慈善団体に寄付する。日本では昨年2月に、神奈川県横浜市の「ベーリックホール」にて初めて行われ話題となったが、「ベーリックホール」が公共の施設だったことから入場料を取ることが出来ずチャリティーイベントにはならなかった。今回の「デザイナーショーハウスin大阪」が実質的な日本初開催となる。

「デザイナーショーハウスin大阪」のデザインテーマは「最愛の空間」。このテーマの下、ホテル「シーガルてんぽーざん大坂」の最上階ワンフロア11部屋を11組のデザイナーがインテリアデザインを施し公開している。テーマ以外の制約はなく、すべてデザイナーの裁量によってリニューアルが行われるため、11部屋それぞれがまったく異なった個性的な空間に生まれ変わっている。例えば、ルームNO.1412を担当した石川安江氏((株)リサブレア)は「シンプル&ホワイトのリビング&ダイニング」というテーマで、トラディショナル家具とモダンテイスト家具の組み合わせや、ナチュラル感とシンセティックなファブリックの組み合わせ、そしてリビングとダイニングの共用といったすべてをミックスしたエクレクティックスタイルを提案した。ルームNO.1409の古市伸子氏((株)サーティースリー)は「外から表現する東洋美」として、外国人がイメージする「日本」を表現、日本特有の文化を活かすための空間を設えた。ベッドカバーには京友禅の生地を、家具には漆を大胆に使っている。またルームNO.1408のKIWI Labo(久保栄子氏、瀬口正美氏、野路智美氏、土谷尚子氏、水田恵子氏)が提案するのはすべて自然素材を使用したキッズ空間「海の見えるコモリの森」。国産杉のソファ「スギコダマ」、小さくてかわいい「干し草ベッド」、遊牧民テントなど自然素材とハンドメイドにこだわった癒しの空間となっている。ほぼ同じはずのホテルの部屋が、これだけ個性的に変わるとは驚きである。
入場料は1000円。なお今回の収益金は小児がん専門施設設立を目指すNPO法人チャイルド・ケモ・ハウスに寄付される。

「デザイナーズショーハウス」公式ホームページ
http://www.dshjapan.com/
IFDA日本支部のホームページ
http://www.ifdajapan.com/

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