業界ニュース

2009年10月14日配信

JAFCA  2010SSトレンドカラーを発表

「2010年春夏レディスウェアカラー」
「2010年春夏レディスウェアカラー」

「メンズウェアのトレンドカラー」
「メンズウェアのトレンドカラー」

「プロダクツ&インテリアカラー」
「プロダクツ&インテリアカラー」

(財)日本ファッション協会/流行色情報センター(JAFCA)では、2010年春夏のレディスウェア、メンズウェア、プロダクツ&インテリアにおけるトレンドカラーを発表した。
「2010年春夏レディスウェアカラー」のテーマは、Enjoy the process――My color recipe(プロセスを楽しむ)。これは、様々なイメージの色を使いながら、新たな色の効果をつくり出していくプロセスを楽しむことを意味している。
レディスウェアカラーは、カラートレンドを、「動」の傾向を残しながらも「静」の方向へ転換するというインターカラー(国際流行色委員会)の傾向を受け、トップトレンドとして、白く晒された色のグループの「space(空間)」(ホワイトを筆頭に、オフホワイトからライトグレー、ライトベージュにかけての明るいニュートラルカラー)を、サブトレンドにはブライトな透明感のあるパステルカラーのグループ「crystalline(透明色)」を選定。さらに、両者の中間にバリエーションカラーとして、粉っぽい、少しグレイッシュなパステルカラーのグループ「pebble(小石)」を、アクセントカラーとしては「marina(マリーナ)」の名称のもと、マリンカラーのブルー系とレッド系のグループを選定し、ナチュラルイメージのアースカラーのグループも、precious natural「貴重な自然物」として継続した。
一方、メンズウェアのトレンドカラーは、「Summer Pastoral――夏の牧歌」がテーマ。インターカラーの基調である「静」のイメージと「色を白くする方向」、エコロジカルなイメージを重視している。トップトレンドの「morning mist(朝霧)」は、色を白くする、晒す方向を重視した、淡く爽やかで明るいニュートラルカラーのグループ(ホワイト、オフホワイト、ライトグレー、色味のあるカラードニュートラル)。アクセントカラーの「tropical flower(常夏の花)」は、ジャングルに咲く花をイメージしたグリーン系、ブルー系、ピンク系で構成。ナチュラルなアースカラーは、「drift wood(流木)」として継続された。

最後に、プロダクツ&インテリアカラーのテーマは、「Bon-Ton――品格のある暮らし」。これは、フランス語で行儀が良い、躾が良いという意味の言葉。21世紀最初の10年が終わる2010年、何でもありの状態を脱して、そろそろ襟を正して先行きを見つめたいという願いが込められている。カラーグループとしては、
(1)「naturel riche(自然界にある奥床しく豊かな色)」……フランス語で豊かな自然を表す言葉で表現しているのは、自然界の中でも特に明るいが控えめな色調のニュアンスがあるカラーグループ(原点回帰のホワイト、ホワイトニッシュ、生成り、マットな質感、織り、ニットなど凹凸感のある表情)。
(2)「Bon Vivan(笑いのセンス)」……希望の光の黄色、元気が出るオレンジ、水や空気を表すブルーを、主張するのでなく、半透明のすりガラス、薄いシルクの透け感のようにほどよい強さの表現でイメージしている。
(3)「Artifice(ロングライフカラーを考える)」……手の込んだ、手入れが行き届いたという意味。品格を表すネイビーブルー、ダークレッド、トラッドなダークグリーンは、代々受け継がれる手入れが行き届いた調度品をイメージ。シンプルではなくデコラティブに使うのがポイントである。

JAFCAのホームページ
http://www.jafca.org/

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