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2009年1月11日配信

平成19年度インテリアファブリックス市場規模は6453億円(3.2%減)
(社)日本インテリアファブリックス協会がまとめた平成19年度のインテリアファブリックス市場規模(卸売ベース)は、前年比3.2%減の6453億円と4年ぶりにマイナスとなった。分野別にはウィンドートリートメントが2345億円(前年比3.0%減)、フロアカバリング3048億円(同3.0%減)、ウォールカバリング1060億円(同4.4%減)と3分野すべてで減少した。詳細は以下の通り。

■ウィンドートリートメント/2345億円(前年比3.0%減)
カーテン=1375億円(同4.1%減)
ブラインド類=327億円(同0.9%増)
スクリーン類=372億円(同1.0%減)
カーテンレール類=271億円(同4.3%減)
カーテンは国産品が前年度に引き続き減少(同3.4%減)したのに加え、増加を続けていた輸入品が大幅に減少(同7.2%減)に転じた。中国製品の落ち込みは小さかったが、原油高やユーロ高の影響からヨーロッパ製品(トルコ含む)の減少が顕著だった。
ブラインド類はヨコ型ブラインドが減少したが、タテ型ブラインドが引き続き高水準で推移したため全体で増加した。これで4年連続の増加。一方、スクリーン類は2年連続の減少となった。プリーツスクリーンは(同3.2%増)と好調だが、ロールスクリーン(同2.1%減)やローマンシェード(同0.3%減)が減少した。カーテンレール類は、カーテンの需要減の影響に加え、装飾カーテンレールも大幅減(同15.0%減)した。

■フロアカバリング/3048億円(同3.0%減)
カーペット=2327億円(同1.9%減)
プラスチック系床材=721億円(同6.2%減)
カーペットは平成16年度より増加を続けていたが3年ぶりの減少。プラスチック系床材については、タイルは「コンポジションタイル」(同6.5%減)、「その他コンポジションタイル」(同20.0%減)、「ホモジニアスタイル」(同6.3%減)といずれも減少、シートも改修需要に後押しされた「防滑性ビニル床シート」(同2.7%増)以外はすべて減少した。

■ウォールカバリング/1060億円(同4.4%減)
同分野は今回も壁紙にて市場規模を策定した。
壁紙の国内総出荷数量は7億826万平米(同3.0%減)と5年ぶりに減少したが、7億平米の大台は維持した。種別には「塩化ビニル樹脂系壁紙」のシェアがさらに拡大し93.3%に至った。また数量こそ少ないものの輸出が前年比33.8%増と大幅に伸びた。

なお、(社)日本インテリアファブリックス協会・調査・人材育成委員会では、今回発表した市場規模について、「平成19年度のインテリアファブリックス事業の現況<市場規模の策定>」としてまとめ、このほど発刊した。販売価格は、1部2100円(税込み)、会員価格は同1050円。

NIFのホームページ
http://www.nif.or.jp/
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