業界ニュース
2008年10月30日配信
| 2009年春夏レディースウェアのトレンドカラーはベージュ、ピンクなど | ||||||
| (財)日本ファッション協会流行色情報センター（JAFCA）では、2009年春夏のレディース＆メンズウェアのトレンドカラーについて、レディースはスキンカラーのベージュとピンク及びバーチャルなグリーン、メンズは落ち着き感のあるナチュラルカラーがトップトレンドとなると発表した。 まず、世界唯一の国際間トレンドカラー選定機構であるインターカラー（国際流行色委員会）がまとめた2009年春夏の傾向は、(1)2007年春夏シーズンにトレンドが「静」（自然、LOHAS、レトロ、ノスタルジーなど）から、「動」（科学、人工、ハイテク、モダン、未来）へ転換、(2)2009年春夏シーズンは、トレンド転換後の「動」の流れのピークを反映、(3)現実的には、五輪開催後の落ち着きと景気後退を反映して、トレンドは再び「静」の方向へ、という流れにあるとして、カラー傾向の特徴について、 １．自然と人工が融合したバーチャルな（仮想の）世界の象徴としてグリーン系を重視。 ２．人工的なものに対して、一方では人間の本性に根ざしたエロスに注目し、ピンク系とベージュ系のスキンカラーを重視。 ３．光と陰を象徴するライトニュートラルとダークニュートラルを継続重視。 という３つにまとめている。
(1)エロス（Eros）……人間の本性を表現するエロスの世界をイメージさせるウォームカラーの官能的なピンク、ベージュ、ゴールドのスキンカラーで表現。ウォームカラーに対照させるクールカラーの人工的なターコイズ（青緑）―グリーン系も含む。 (2)シルエット（Silhouette）……光と陰をイメージさせるライト・アンド・ダークのニュートラルカラー。継続重視されるベーシックカラー。ライトニュートラル（白、オフホワイト、グレー、グレージュ）、ダークニュートラル（黒、チャコール、ダークブラウン）。 (3)プラスティック・ゼリー（Plastic Jelly）……仮想世界や人工的な光をイメージさせる蛍光色調の色を中心にしたカラーグループ。 (4)タクト（触覚Tact）……繊細な触覚で捉えられるようなクールなカラードニュートラル。未来的な静けさをイメージさせるペールなブルー系とパープル系。 JAFCAでは、中でも、レディースウェアのトップトレンドは、(1)エロスのスキンカラーのベージュとピンク、(2)シルエットのバーチャルなグリーンであるとしている。
(1)リゾート・ナチュラル（Resort Naturals）……ベージュ、グレージュ（ベージュ味のグレー）を中心にした落ち着き感のあるナチュラルカラーがトップトレンド。 (2)カデット・ダーク（士官候補生のダークカラー、Cadet Darks）……トラッドカラーのネービー（紺）を中心に、ダークブラウンを加えた構成。 (3)プレッピー・パステル（Preppy Pastels）……プレッピースタイルに相応しいパステルカラー。 (4)バーチャル・ブライト（仮想のブライトカラー、Virtual Brights）……バーチャルな世界をイメージさせるアクセントカラー。 日本ファッション協会のホームページ http://www.japanfashion.or.jp/ |
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