業界ニュース

2008年7月2日配信

アイフルホーム CO2ゼロライフの実現を目指す住宅の研究開始
(株)トステム住宅研究所のアイフルホームカンパニー(大竹俊夫社長/プレジデント兼務)では、住生活だけでなく、自家用車から排出される二酸化炭素も含めた、暮らし全体での「CO2ゼロライフ」の実現を目指す、「クールアースモデル住宅」を東京都葛飾区高砂に建築したと発表した。

この「クールアースモデル住宅」は、東京工業大学統合研究院のAEM(先進的エネルギーマネジメント)プロジェクト(プロジェクトリーダー:柏木孝夫教授)の一環として、三菱商事(株)等と共同開発がスタートした、「再生可能エネルギーを利用した電気自動車向け充電インフラシステム」の実験棟でもある。
電気自動車(EV)は、走行する際にCO2などの排気ガスを出さないクリーンな乗り物であり、地球温暖化防止の観点から注目が高まっているが、普及するためには、駆動源であるリチウムイオン電池などを充電するインフラの整備が不可欠である。そこで、このプロジェクトでは、2年間をメドに、太陽光・太陽熱・風力といった再生可能エネルギーを活用した環境負荷の少ない電気自動車充電システムの開発を目指していく。
「クールアースモデル住宅」の実証実験では、住宅の屋根に設置した太陽光発電等で得られたCO2フリーの電力をカーポートの電気自動車(三菱自動車工業(株)「i-MiEV」試作車)に充電し、東工大大岡山キャンパスとの間を走行させるとともに、逆に電気自動車を、住宅に必要な電力をまかなう蓄電池として利用することも視野に、トータルな暮らし全体でのCO2ゼロライフ実現に取り組んでいく。
また「クールアースモデル住宅」(名称:「家+庭生活」)では、住生活におけるエネルギー使用を極力減らすため、日本の伝統的家屋に注目。バルコニー緑化、通風利用、雨水活用など様々な工夫を採り入れている。特に開口部の窓では、断熱性向上が必要な場所に遮熱LOW-Eガラス、採光と蓄熱が必要な場所には普通ペアガラス(2階南面のみ)というかたちに使い分け、硫酸ナトリウムの蓄熱体を内蔵した「蓄熱壁」、べた基礎外断熱の「蓄熱土間」など、在来技術、新技術を融合して、照明や冷暖房コストを大幅に削減。さらにスケルトン・インフィル構造を採用し、ライフステージに合わせて間取りの変更が容易なロングライフ住宅を目指している。

アイフルホームのホームページ
http://www.eyefulhome.jp/
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