業界ニュース

2008年4月22日配信

中小機構 アンテナショップ「Rin」を東京・表参道にオープンへ
独立行政法人中小企業基盤整備機構は、中小企業地域資源活用促進プログラム(平成19年6月施行)の一環として、産地技術・農林水産品・観光資源といった、埋もれている優良な地域資源と市場のマッチングを図り、価値向上(ブランド化)を目指すテストマーケティングショップ「Rin」を、4月25日、東京・表参道にオープンする。事業主体は独立行政法人中小企業基盤整備機構。運営は、中小企業・地域シェアドサービス(株)を幹事会社とするコンソーシアム。

「Rin」は、中小企業基盤整備機構、各中小企業団体、国・中小企業庁・地方自治体、デザイナー・建築家・パティシエなど外部サポーター等とのネットワークを通じて、地域資源認定商品生産企業をはじめとする地域資源事業者の情報を収集、コンセプトや市場に適合する商品をセレクトして、店頭で販売するだけでなく、商品の発掘・紹介、棚・コーナー・売場・ギフトなど流通ニーズに合わせた商品のパッケージ化提案、クリエーターとのコラボレーションによる「Rin」プロデュース商品の展開、産地技術紹介や食体験イベント開催といった、様々な“出口”を用意することで、地域資源をサポートしていくとしている。
ネーミングの「Rin」は、日本語に同じ音で「凛」「輪」「隣」など、日本の精神性や隣接するものとの共存・調和を示す言葉が数多くあることから、象徴的な意味で採用された。

ギャラリー形式の1Fは、古くから受け継がれている伝統技術・デザイン・文化と、日本各地の地域資源を活用したインテリア・雑貨・家具、テーブルウェア、照明などを販売する売場であるとともに、流通バイヤー対象のショールームも兼ねており、日本の伝統と現代の暮らしを融合させた、「新しい都会の暮らし」の提案コーナーもある。
ちなみに家具では、信州無垢の木材と金属をシンプルに組み合わせた「三本脚のスタッキングチェア」が面白い。デザインは、アトリエ・エムフォの前田大作氏。信州カラマツと400年以上の歴史を有する松本の家具生産技術を背景に、新しい「松本家具」の確立を目指すもので、座部は無垢の木材、脚部は無垢鉄、背部には天然皮を使用している。照明関連では、日本を代表する青森県の地域資源ブランド「BUNACO(ブナコ)」の木製照明に注目が集まった。これは、テープ状にしたブナ材をコイルのように巻き、押出成型するハンドメイドの革新技術によって、夕焼け空のように変化する独特の“あかり”を実現した。
また「Rin」オリジナル商品としては、ウノサワケイスケ氏のデザインによる巾着バッグを提案している。これは京都の伝統的な巾着を、現代のモードに合うようにデザインしたもの。モチーフには、「Rin」のアイコンでもあるマルを採用している。

2Fは食体験コーナーとして、ダイニングカフェスペースをオープン。全国から集めた旬の食材をベースに、ランチからディナーまで、くつろぎの時間を提供するとしている(食関連商品の展示販売コーナーも併設)。3Fイベントスペースでは、地域資源ブロック別展示会、ジャパンコンテンツフェスティバルなど、関連イベントを開催する。

中小企業基盤整備機構のホームページ
http://www.smrj.go.jp/
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インテリアビジネスニュース4月25日号発行