業界ニュース

2006年5月25日配信

住宅アルミサッシの人気色「グレー」がトップに
ウインドウトリートメントのカラー提案にも大きな影響を与えるアルミサッシのカラー。(株)トステムの調査によると、近年サッシのカラーに大きな変化があり、長年トップだった「ブラック」が後退し、それに代わって「グレー」がトップになった。

住宅デザインの変遷とともに大きく変化するサッシのカラーは、1985年年発売のブラック色が大邸宅のような重厚感が好まれて長らく圧倒的な支持を得たが、シンプルモダンデザインが流行りだした1999年の70.3%をピークに減り始め、ついに2004年22.5%と2位に転落、首位の座をグレー色(34.9%)に譲ることとなった。

この傾向は現在も続いており、05年のデータでは、グレー色(63.5%)、ブラック色(14.1%)と急速にブラック色人気は低下している。

*データは日本サッシ協会「住宅使用建材状況調査」(平成18年)による



アルミサッシの多色化の変遷

アルミサッシは、当初のシルバー色から、その後カラー化が進みゴールド色(1970~1981年)、焦げ茶系のアンバー色(1972~1986年)、ホワイト色(1983年)、ブロンズ色(同年)、ブラック色(1985年)、艶消しのブラウン色(1999年)、グレー色(2002年)が次々と登場する。
ゴールド色は、それまでシルバー1色だった市場で大ヒット。1970年頃は、内壁が「真壁仕上げ」(柱が現れる漆喰壁)の和風住宅がまだまだ多く、シルバー色よりもゴールド色の方が木の色によく馴染んだといわれた。

1985年発売のブラック色は、冒頭でも述べたように長らく圧倒的な支持を得ましたが、シンプルモダンデザインが流行りだした1999年をピークに減り始め、ついに2004年に2位に転落、首位の座をグレーに譲ることとなりました。ブラック色をグレー色がゆっくり追い上げている間、ブロンズ色とホワイト色は10%前後で常に安定して推移してきた。
その後、グレー色はさらに伸び、2005年には63.5%(ステンレス系カラーのライトグレー:54.3%、ダークグレー:9.2%)となっている。

現在、流行が定着したシンプルモダンデザイン住宅は、既存の様々なスタイルと融合して新しい個性の外観を生み出している。より先進的なミニマルモダン系、木などの自然素材と組み合わせたナチュラルモダン系、日本の伝統色など和風を取り入れた和モダン系、洋風と折衷したモダン洋風へと細分化しつつある。


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